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8回の転居の末に家を建てる

さすらいの転勤生活を経て、とうとう居場所入手へ。 露天風呂・ペレットストーブ・かまど・土間・焚火炉・珪藻土壁・無垢床・アウトドアリビングなどの妄想を小さな予算に押し込む一部手作りの挑戦の記録!

無垢アサダ材のテーブルに決定

第93回 無垢アサダ材のテーブルに決定

澪工房のテーブルが、3割引でも高すぎて手が出なかった話は前回書いたが、その後、木心庵(河野銘木店)に行って、そこでテーブルを注文することにした。

第69回に書いたとおり、この店では一部自作(仕上げと塗装)させてもらうことが可能なのと、元々が木材屋さんなので木材自体が安いので、テーブルの製作をお願いしても割安なのだ。

まずは材を選ぶのだが・・・・・種類ありすぎて、3時間近く迷う・・・・・・・・・
↓大量の木材
木心庵 在庫


1枚板で幅90cmのテーブルを作れる材は、やはり、とんでもなく高い。
で、値段も比較的手頃で材の数が多いのは30~40cmくらいの幅のもの。
ということで、コスト減を目指すのであれば3枚接ぎが妥当な感じ。

それで、悩みながら選んだ候補は・・・・・

↓クルミ材
木心庵 くるみ材

割れや節はあるが、長さは2.7~2.5mで幅は30cm強。
テーブルをつくるのには充分すぎるサイズ。
しかも、すべて50mm以上の厚さ!
3枚接いでプレーナーにかけても45mmくらいは確保できるのではないだろうか。

で、気になるお値段は・・・この3枚全部合わせて 61,300円!

クルミは木目が素直で、比較的どんな部屋にも馴染みそう。

この他
 セン(ハリギリ)(4万4300円)
 クリ 4万5600円
      ↓クリ 妻がクリびいきなのだけれど、残念ながらあまり良い材が無かった
      木心庵 クリ材

 キハダ 4万9300円+脚の部材
      ↓キハダ 長めの材が無かった。木目は綺麗だけれど柔らかい。名前の通り黄色っぽい。
       木心庵 キハダ材


なども大いに迷ったのだが、結局・・・・・・ 

↓これが最終決定したアサダ材 赤みががった心材が特徴
木心庵 あさだ材

3枚あるのですが、左側の材はほとんど見えてません。
一番右側の材は、長さ2.7m、幅370mmで厚さ56mmという大きなモノなのだが、ごらんの通り曲がりが入っていて割れや節もあるので、特価1万2800円!
真ん中の材はまっすぐで欠点の少ない、比較的良品(長さ3m、幅380cm、厚さ55mm)で、2万8100円。
もう一枚を合わせて、締めて5万7400円なり。

猫も杓子もニレとかナラとか言うのでチョット変わった材に心惹かれたことと、アサダは材が緻密で、硬くて重いこと、そして、割れや節が面白い(しかも安い)材に出会えたことが決め手でした。

ちなみに、写真に写っているスケールは長さ2m。
1.8mのテーブルを作っても材にはまだまだ余裕があることがお判り頂けると思います。

余った材の一部は脚に使うのですが、その残りでも小ぶりのテーブル等を作るには充分。
今後のお楽しみです。

さて、基本価格は・・・・・
まずは天版の加工手間賃が10万1370円。

脚は、どんな脚にするかで値段が異なります。
自分が選んだのはシンプルな四本脚
この加工賃が1万6200円。
天板の材で脚を取れないときは、別途,材料費がかかります。

↓こんな感じの脚
木心庵 テーブル脚


脚の太さは、7cmは欲しいところ。
天板の材は、いくら厚いとはいってもせいぜい5cm強なので、こちらも2枚ほど木を接ぐ必要があります。これは、サービスでやってくれるとのこと。

仕上げ(サンドペーパーかけや塗装)は天板部分3万7400円、脚部分1万500円ですが、これは自分でやると無料。
塗料などは上の加工手間賃(10万1370円)に含まれます。

で、合計すると基本価格は・・・・18万円弱。
厚さ4センチ以上(4.5センチくらいを期待)の、アサダの無垢材の、90×180センチのテーブル
がこの値段というのは、かなり安いと思います。
しかも、小ぶりのテーブル分くらいの材がおまけで付いてくるなんて・・・。

まあ、一部自分で仕上げるのですが・・・・。

支払い方法によっては(例えば事前に一括とか)さらに割引いてくれるそうです。

詳しくは、見積もりをくれるそうなので、それを待ちます。
楽しみ~!

で、木材の加工は近所にある工場で行います。
普通の材だと完成まで5回くらい通えば良いそうです。
磨きは1回2~3時間?
塗装は3回(表3回、裏2回)で、一回1時間くらいだそうです。

自分達の選んだアサダは硬いうえに割れの部分にちぎり継ぎを入れたりする(自分でできるよーと言われたのでやってみる)ので6~7回かかりそうです。

仕上げ(サンドペーパーとか塗装とか)は工場の一角に設けられた、客用工房で・・・・・。
↓工作工房(工場の一角)
木心庵 工房


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コメント


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アサダ材について

初めまして。
「アサダ材」で検索していたらこちらのブログがヒットしました。木工には素人でアサダ材というのは初耳なのですが、アサダ材でお作りになったテーブルの具合は如何でしょうか?経年変化の色合いなど他の材との比較で教えていただけると有難いです。
白すぎず黒くもない中間的な色合いの材でテーブルを作りたいと思っておりまして、アサダ材についての情報を教えていただけますと助かります。

koha | URL | 2011年10月27日(Thu)13:29 [EDIT]


アサダ材について

Kohaさん、はじめまして。

アサダ材・・・・・調べてみたところ、アサダの木は日本全国に分布するようですが、
北海道以外ではあまりメジャーではないようです。

アサダ材で作ったダイニングテーブルは、作ってから4年ほど経ちますが、狂いやガタつきもなく、
快適に使っております。
まあ、これは材の性質というよりも、脚やハギの加工精度でしょうかね。
ハギ(複数の板を継いで一枚にする)と脚は、私の手に余るのでプロの作業なのです。
室内で使用しているので、特に色の変化もなく、テーブルを制作した時とほとんど色変わりは
していないと思います。
ちなみに、ブログにも書きましたが、ORIOという植物性油を主成分とする
ウレタン系塗料で塗装しています。

ダイニングテーブルを作った余りの端材でソファテーブルも作りました。
脚も含め、すべて自作です。
こちらは亜麻仁油を主成分とした国産の自然系塗料「エシャ」を塗りましたが、
やはり色変わりはありません。
ただし、一枚板で桟もつけていないので3年ほどで若干ガタつきが出てきました。
脚の高さを調節しています。

アサダ材は結構重くて固い材質です。
また心材は赤みが強く、白っぽい辺材とははっきりと違います。
うちのダイニングテーブルは3枚ハギなので、心材と辺材がはっきりと
わかります。
ここは好みの分かれるところかと・・。

ほかの材との比較は、ちょっと難しいです。
どのような経年変化をするのか・・ケースバイケースでしょうしね。
自分もよくわかりません。

気になるようであれば、自分が材を購入&テーブル作りの指導をいただいた
木心庵さんに問い合わせていただくのが間違いないと思います。
(ブログにリンク張ってます)
木材のプロですから。

実は、自分(と妻)はクルミとかクリとかニレ、タモなんかを狙っていたのですが、
値段とかサイズとかを考えて、最終的にアサダ材を選びました。
珍しい材ですし、心材の木目も美しく、全く後悔してません。

とはいえ、無垢材は二つと同じものは無いので、
その場でよいものを選ぶしかないのでしょうが・・・。

少しでもお役に立てば幸いです。

たてる

たてる | URL | 2011年10月29日(Sat)13:14 [EDIT]


情報ありがとうございます

詳しく教えていただいてありがとうございます。
木心庵さんも覗いてみます。
検索かけていると、他には山本音響工芸さんのオーディオラックがヒットしました。
デッキやスピーカー等の台にも良さそうな素材なのですね。ますます興味が強まりました。

koha | URL | 2011年10月30日(Sun)01:12 [EDIT]


Re: 情報ありがとうございます

Kahoさん

少しでもお役にたてれば幸いです。
良いテーブルができるといいですね。

たてる

たてる | URL | 2011年11月02日(Wed)22:02 [EDIT]