
澪工房のテーブルが、3割引でも高すぎて手が出なかった話は前回書いたが、その後、木心庵(河野銘木店)に行って、そこでテーブルを注文することにした。
第69回に書いたとおり、この店では一部自作(仕上げと塗装)させてもらうことが可能なのと、元々が木材屋さんなので木材自体が安いので、テーブルの製作をお願いしても割安なのだ。
まずは材を選ぶのだが・・・・・種類ありすぎて、3時間近く迷う・・・・・・・・・
↓大量の木材

1枚板で幅90cmのテーブルを作れる材は、やはり、とんでもなく高い。
で、値段も比較的手頃で材の数が多いのは30~40cmくらいの幅のもの。
ということで、コスト減を目指すのであれば3枚接ぎが妥当な感じ。
それで、悩みながら選んだ候補は・・・・・
↓クルミ材

割れや節はあるが、長さは2.7~2.5mで幅は30cm強。
テーブルをつくるのには充分すぎるサイズ。
しかも、すべて50mm以上の厚さ!
3枚接いでプレーナーにかけても45mmくらいは確保できるのではないだろうか。
で、気になるお値段は・・・この3枚全部合わせて 61,300円!
クルミは木目が素直で、比較的どんな部屋にも馴染みそう。
この他
セン(ハリギリ)(4万4300円)
クリ 4万5600円
↓クリ 妻がクリびいきなのだけれど、残念ながらあまり良い材が無かった

キハダ 4万9300円+脚の部材
↓キハダ 長めの材が無かった。木目は綺麗だけれど柔らかい。名前の通り黄色っぽい。

なども大いに迷ったのだが、結局・・・・・・
↓これが最終決定したアサダ材 赤みががった心材が特徴

3枚あるのですが、左側の材はほとんど見えてません。
一番右側の材は、長さ2.7m、幅370mmで厚さ56mmという大きなモノなのだが、ごらんの通り曲がりが入っていて割れや節もあるので、特価1万2800円!
真ん中の材はまっすぐで欠点の少ない、比較的良品(長さ3m、幅380cm、厚さ55mm)で、2万8100円。
もう一枚を合わせて、締めて5万7400円なり。
猫も杓子もニレとかナラとか言うのでチョット変わった材に心惹かれたことと、アサダは材が緻密で、硬くて重いこと、そして、割れや節が面白い(しかも安い)材に出会えたことが決め手でした。
ちなみに、写真に写っているスケールは長さ2m。
1.8mのテーブルを作っても材にはまだまだ余裕があることがお判り頂けると思います。
余った材の一部は脚に使うのですが、その残りでも小ぶりのテーブル等を作るには充分。
今後のお楽しみです。
さて、基本価格は・・・・・
まずは天版の加工手間賃が10万1370円。
脚は、どんな脚にするかで値段が異なります。
自分が選んだのはシンプルな四本脚
この加工賃が1万6200円。
天板の材で脚を取れないときは、別途,材料費がかかります。
↓こんな感じの脚

脚の太さは、7cmは欲しいところ。
天板の材は、いくら厚いとはいってもせいぜい5cm強なので、こちらも2枚ほど木を接ぐ必要があります。これは、サービスでやってくれるとのこと。
仕上げ(サンドペーパーかけや塗装)は天板部分3万7400円、脚部分1万500円ですが、これは自分でやると無料。
塗料などは上の加工手間賃(10万1370円)に含まれます。
で、合計すると基本価格は・・・・18万円弱。
厚さ4センチ以上(4.5センチくらいを期待)の、アサダの無垢材の、90×180センチのテーブル
がこの値段というのは、かなり安いと思います。
しかも、小ぶりのテーブル分くらいの材がおまけで付いてくるなんて・・・。
まあ、一部自分で仕上げるのですが・・・・。
支払い方法によっては(例えば事前に一括とか)さらに割引いてくれるそうです。
詳しくは、見積もりをくれるそうなので、それを待ちます。
楽しみ~!
で、木材の加工は近所にある工場で行います。
普通の材だと完成まで5回くらい通えば良いそうです。
磨きは1回2~3時間?
塗装は3回(表3回、裏2回)で、一回1時間くらいだそうです。
自分達の選んだアサダは硬いうえに割れの部分にちぎり継ぎを入れたりする(自分でできるよーと言われたのでやってみる)ので6~7回かかりそうです。
仕上げ(サンドペーパーとか塗装とか)は工場の一角に設けられた、客用工房で・・・・・。
↓工作工房(工場の一角)

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