
第655回 亜麻まつりで、プロの知恵を授かりました
第七回亜麻まつりin当別

↑会場の様子。写真の左に廃校になった小学校があって、その中でも展示・販売してました。
札幌近郊の当別町で亜麻まつりが開催されると聞いたので、
行ってきました。
亜麻の繊維取り出しとか、亜麻糸つむぎの体験コーナーもあるとのことなので
我が家の宿根亜麻から繊維を取り出して、何かを作りたいという
ワタクシの野望(?)の参考になることが、きっとあるはず。

↑一年生の亜麻。すでに繊維が見えてる。水に漬けて乾燥させるとこうなる。
商品として繊維を取る亜麻は一年生の亜麻なので、
聞いた話などが我が家の宿根亜麻にそのまま当てはまるかどうかは、
慎重に考える必要はありますが、
いずれにしても充分に参考になる話が聞け、
ずいぶんとイメージが固まりました。
繊維を取るための亜麻は、
枯れるを待たず、根本の色が緑から茶色に変わってきたタイミングで
収穫する。
収穫は、刃物で根本から刈り取るのではなく、
手で引き抜くのが良い。
引き抜いた亜麻は、今時期(夏)であれば一週間くらい水に浸して、
その後、一週間くらい干して乾燥させる。
引き抜かずに刈り取ると、
水に漬けた際に、その切り口から水が入って分解が進みすぎ
繊維が弱くなる。
水浸と乾燥を行った後のものが、上の写真。
余計な部分の分解が進み、もう繊維が見えている。
これを機械にかけて、
余計な部分を取り除き、
繊維を取り出す作業が結構大変そう。

↑余計な部分を砕く機械。
水漬と乾燥を経た亜麻を、幅広歯車の間を通す。
繊維は強いので、これくらいのギアの間を通しても、ビクともしないが
余計な部分が砕かれて、ぽろぽろと落ちてゆく。

↑余計な部分を弾き飛ばす機械
風車のような羽部分がクルクルと回っている。
この間に、歯車を通してほぐした茎を入れると、
羽根にたたかれて余計な部がはじき飛ばされるという、
いたってシンプルな構造。
羽根で指を切ったりしないよう、要注意。
その後、櫛を使ってさらに夾雑物を取り除き、
繊維を整える。

↑櫛で繊維を整える。
これが結構、大変そう。
茎が短い(成長が悪い)と、取れる繊維も短くて、
作業性が悪そうです。
そして、とれた繊維を使って、
糸車で繊維を紡いで糸にしてゆく。

↑糸車で繊維を紡いで糸にする。熟練の技?
糸車はかなり精巧なつくりなので、
自作はかなり難しそう。

↑かなり複雑な作り
もし自力で糸を紡ぐとしたら、
もう少しカンタンな方法を模索したほうが良さそうです。
数十年前の北海道では、この、各工程を大々的に工場で行っていたとのこと。

↑昔の作業機械等を丁寧に解説。
産業として亜麻が成立していた時代のノウハウなどを解説してくれていて、
大変に参考になります。

↑細い糸は、繊維をぬらしてから紡ぐと良いらしい。
このようにして紡いだ亜麻の糸で織った織物もありましたが、
やわらかくて非常に手触りがよかったです。
早速、宿根亜麻で色々とやってみよう!
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第七回亜麻まつりin当別

↑会場の様子。写真の左に廃校になった小学校があって、その中でも展示・販売してました。
札幌近郊の当別町で亜麻まつりが開催されると聞いたので、
行ってきました。
亜麻の繊維取り出しとか、亜麻糸つむぎの体験コーナーもあるとのことなので
我が家の宿根亜麻から繊維を取り出して、何かを作りたいという
ワタクシの野望(?)の参考になることが、きっとあるはず。

↑一年生の亜麻。すでに繊維が見えてる。水に漬けて乾燥させるとこうなる。
商品として繊維を取る亜麻は一年生の亜麻なので、
聞いた話などが我が家の宿根亜麻にそのまま当てはまるかどうかは、
慎重に考える必要はありますが、
いずれにしても充分に参考になる話が聞け、
ずいぶんとイメージが固まりました。
繊維を取るための亜麻は、
枯れるを待たず、根本の色が緑から茶色に変わってきたタイミングで
収穫する。
収穫は、刃物で根本から刈り取るのではなく、
手で引き抜くのが良い。
引き抜いた亜麻は、今時期(夏)であれば一週間くらい水に浸して、
その後、一週間くらい干して乾燥させる。
引き抜かずに刈り取ると、
水に漬けた際に、その切り口から水が入って分解が進みすぎ
繊維が弱くなる。
水浸と乾燥を行った後のものが、上の写真。
余計な部分の分解が進み、もう繊維が見えている。
これを機械にかけて、
余計な部分を取り除き、
繊維を取り出す作業が結構大変そう。

↑余計な部分を砕く機械。
水漬と乾燥を経た亜麻を、幅広歯車の間を通す。
繊維は強いので、これくらいのギアの間を通しても、ビクともしないが
余計な部分が砕かれて、ぽろぽろと落ちてゆく。

↑余計な部分を弾き飛ばす機械
風車のような羽部分がクルクルと回っている。
この間に、歯車を通してほぐした茎を入れると、
羽根にたたかれて余計な部がはじき飛ばされるという、
いたってシンプルな構造。
羽根で指を切ったりしないよう、要注意。
その後、櫛を使ってさらに夾雑物を取り除き、
繊維を整える。

↑櫛で繊維を整える。
これが結構、大変そう。
茎が短い(成長が悪い)と、取れる繊維も短くて、
作業性が悪そうです。
そして、とれた繊維を使って、
糸車で繊維を紡いで糸にしてゆく。

↑糸車で繊維を紡いで糸にする。熟練の技?
糸車はかなり精巧なつくりなので、
自作はかなり難しそう。

↑かなり複雑な作り
もし自力で糸を紡ぐとしたら、
もう少しカンタンな方法を模索したほうが良さそうです。
数十年前の北海道では、この、各工程を大々的に工場で行っていたとのこと。

↑昔の作業機械等を丁寧に解説。
産業として亜麻が成立していた時代のノウハウなどを解説してくれていて、
大変に参考になります。

↑細い糸は、繊維をぬらしてから紡ぐと良いらしい。
このようにして紡いだ亜麻の糸で織った織物もありましたが、
やわらかくて非常に手触りがよかったです。
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