
第512回 アースオーブン(粘土窯)煙突孔のフタ作り
十分な熱量をもった石窯だと、ピザくらいなら3~4分で焼けます。
どちらかというと小型で熱量も少なめと思われる我が家の粘土窯(アースオーブン)でも、これまでの実績では、6分くらいでピザが焼けます。
→ 窯の試運転・ピザ焼きの記録 へっつい窯でピザを焼く
一方、パンを焼く場合は30分くらいかかるのが普通のようです。
薄っぺらいピザと、ボリューム感のあるパンの違いで、十分に熱を浸透させるためには
それくらい時間が必要ということなのでしょうか。
また、外側パリッ!中味はモチモチという食感を出すために、パン種を窯に入れる前に
水に濡らしたモップやぞうきんで窯の内部をさっと拭き、窯の内部に水蒸気をこもらせるとよいようです。
以上から考えると、燃焼中は必要な煙突ですが、十分に窯が暖まり、あとはパンを焼くだけという状態になった時は、熱漏れ、蒸気もれの孔でしかありません。
よって、パンを焼くときに煙突孔をふさぐためのフタを作ることにしました。
パン焼きの時は、窯は300度くらいの温度になるので不燃性で、かつ熱漏れが少なくなるよう、できるだけ煙突孔にぴったりとフィットするような素材が望ましいところです。
ということで、2年ほど前に近所の住宅建築現場からもらってきておいた珪カル板の端材をグラインダーでカットして使うことにしました。

↑まずは珪カル板に、カットする輪郭をおおざっぱに鉛筆で書き込みます。

↑線に沿って、グラインダーでカット。
白粉が舞うので、マスク必須です。
最初は大きめにカットして、実際に孔に当ててサイズを確認しながら削っていきます。
→ 
↑最初は大きめですが、当たる部分を削って、サイズを調整していくと、そのうちにピッタリサイズになります。
同じ要領で、少しだけサイズが大きい2枚目と、かなり大きめの3枚目を作り、
合体させて1つのフタにします。

↑3枚を組み合わせて、1つのフタにする。
3枚の珪カル板を重ねて固定するために、ボルトを通してナットとワッシャーで締め付けます。
持ち手を取り付けるために、ボルトはかなり長目にしておきます。

↑ずれないように3枚重ねて削孔。

↑ボルト径は4mm。長さは100mm。
スプリングワッシャーも咬ませて、ゆるまないように。
取っ手は、転がっていた木片を適当にカットし、
カッターで角を削ってペーパーサンダーをかけて、ささくれとかが無いように。

↑一応、組上がり。
写真にうつっている、白いヒモは、ストーブなどに使うガスケットロープ。
耐熱性のヒモのようなものです。
通常は、ストーブの部品の間のすき間を埋めたりするのに使うのですが、
今回は、煙突フタのすき間を埋めるのに使えないかと思って用意してみました。
が・・・・・

↑組上がったフタは、一見ピッタリ。
窯側は平らではないので、本当にピタッと密着しているわけではありません。
どうしても浮き気味になってしまいます。
とはいえ、珪カル板は約12mmの厚みがあるので、2枚分で約24mmが煙突孔にスッポリ入っているので、その部分で密着度を上げています。
浮いているところを、もっとどうにか出来ないかと思い、ガスケットロープを詰めてみましたが、
イマイチ。

↑窯側が平らではないので、ガスケットロープを詰めてもどうしてもフタが浮き気味になります。
まあ、たいした問題ではないかもしれません。
あとは、実際にパンを焼いてみて、問題があればもう少し真剣に考えてみます。
さてさて、これでパンを焼くための準備が整いました。
季節は、北海道がもっとも過ごしやすい、黄金の6月。
天気さえよければ、いよいよパン焼きに突入したい!
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十分な熱量をもった石窯だと、ピザくらいなら3~4分で焼けます。
どちらかというと小型で熱量も少なめと思われる我が家の粘土窯(アースオーブン)でも、これまでの実績では、6分くらいでピザが焼けます。
→ 窯の試運転・ピザ焼きの記録 へっつい窯でピザを焼く
一方、パンを焼く場合は30分くらいかかるのが普通のようです。
薄っぺらいピザと、ボリューム感のあるパンの違いで、十分に熱を浸透させるためには
それくらい時間が必要ということなのでしょうか。
また、外側パリッ!中味はモチモチという食感を出すために、パン種を窯に入れる前に
水に濡らしたモップやぞうきんで窯の内部をさっと拭き、窯の内部に水蒸気をこもらせるとよいようです。
以上から考えると、燃焼中は必要な煙突ですが、十分に窯が暖まり、あとはパンを焼くだけという状態になった時は、熱漏れ、蒸気もれの孔でしかありません。
よって、パンを焼くときに煙突孔をふさぐためのフタを作ることにしました。
パン焼きの時は、窯は300度くらいの温度になるので不燃性で、かつ熱漏れが少なくなるよう、できるだけ煙突孔にぴったりとフィットするような素材が望ましいところです。
ということで、2年ほど前に近所の住宅建築現場からもらってきておいた珪カル板の端材をグラインダーでカットして使うことにしました。

↑まずは珪カル板に、カットする輪郭をおおざっぱに鉛筆で書き込みます。

↑線に沿って、グラインダーでカット。
白粉が舞うので、マスク必須です。
最初は大きめにカットして、実際に孔に当ててサイズを確認しながら削っていきます。


↑最初は大きめですが、当たる部分を削って、サイズを調整していくと、そのうちにピッタリサイズになります。
同じ要領で、少しだけサイズが大きい2枚目と、かなり大きめの3枚目を作り、
合体させて1つのフタにします。

↑3枚を組み合わせて、1つのフタにする。
3枚の珪カル板を重ねて固定するために、ボルトを通してナットとワッシャーで締め付けます。
持ち手を取り付けるために、ボルトはかなり長目にしておきます。

↑ずれないように3枚重ねて削孔。

↑ボルト径は4mm。長さは100mm。
スプリングワッシャーも咬ませて、ゆるまないように。
取っ手は、転がっていた木片を適当にカットし、
カッターで角を削ってペーパーサンダーをかけて、ささくれとかが無いように。

↑一応、組上がり。
写真にうつっている、白いヒモは、ストーブなどに使うガスケットロープ。
耐熱性のヒモのようなものです。
通常は、ストーブの部品の間のすき間を埋めたりするのに使うのですが、
今回は、煙突フタのすき間を埋めるのに使えないかと思って用意してみました。
が・・・・・

↑組上がったフタは、一見ピッタリ。
窯側は平らではないので、本当にピタッと密着しているわけではありません。
どうしても浮き気味になってしまいます。
とはいえ、珪カル板は約12mmの厚みがあるので、2枚分で約24mmが煙突孔にスッポリ入っているので、その部分で密着度を上げています。
浮いているところを、もっとどうにか出来ないかと思い、ガスケットロープを詰めてみましたが、
イマイチ。

↑窯側が平らではないので、ガスケットロープを詰めてもどうしてもフタが浮き気味になります。
まあ、たいした問題ではないかもしれません。
あとは、実際にパンを焼いてみて、問題があればもう少し真剣に考えてみます。
さてさて、これでパンを焼くための準備が整いました。
季節は、北海道がもっとも過ごしやすい、黄金の6月。
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