
第481回 築2年ですき間風
暖かくなったら、どうにかしたいと思っていたのが隙間風。
最近建った家の例にもれず、我が家も24時間換気。
2時間で1回(たしか)家の中の空気が入れ替わる計算で換気の設計がされているはずです。
そのため、屋根裏に換気装置(換気ファン)が設置され、そこから家の中の数か所に換気パイプ
が伸びています。

↑屋根裏部屋の24時間換気ファン
このファンは、換気(吸気)パイプで室内の空気を集めて室外に排出するものですが、
当然、その分の空気が室内に入ってこなければなりません。
そのための吸気口が、換気装置と離れた、1階の奥の方に2か所設置されています。
吸気口は、無動力で、内外気圧差でパコッと口が開くものです。
つまり、室内が負圧になることが動作の前提なわけです。
しかしながら、室内が負圧なので、吸気口からだけでなく、すき間があればどこからでも
外気が入ってきます。
もともとこの家は気密性に気を付けて設計・施工されています。
そのため、基本的に動き続けている24時間換気に加え、台所の換気扇を回すと
室内がかなりの負圧に(屋外の気圧に比べて、室内の気圧が低く)なります。
(24時間換気だけでもそれなりに負圧になっていますが・・・)
換気扇って思ったより強力なのです。
例えば換気扇を動かしている時に玄関の戸を開けようとするとかなりの抵抗感があります。
グイッと扉を開けると”ばふっ”という感じで空気が流れ込んでくるくらい。
わが家の気密性は、なかなか侮れないレベル。
窓はガラスが3重で、建て付け部分もかなり厳重にロック、圧着されており、
また壁面も気密性に気を使った構造になっています。
結局、空気が漏れる一番の弱点は室外と室内を結ぶドアになります。
しかも、我家には4カ所も室内外を結ぶドアがあります(なんでそんなにドアがあるのか?)。
これらは全て、メーカー製の既製品ではなく
いずれも職人さんが木材、ペアガラス、金具等を組み立てて造った完全オリジナルのもの。

↑2階主玄関のドア ↑風呂場から露天風呂に出るドア。
この世に二つとないものだし、気に入っているのですが、工場製品のような精度は難しいのかもしれません。
幅が広いドアには反り防止の機構などを組み込んではありますが、この家も完成してから早3年。
微妙にゆがんできているようで、隙間があるように見えます。
そして、実際に隙間に手を当ててみると、ところによりス~~っと風を感じます。

↑ドアの隙間に手を当ててみる
夏の間は全く問題なし(我が家は冷房を使わない=そもそもクーラーが設置されていないので、吹き抜けの高窓を開けっ放しのことが多い)ですが、密閉している冬が問題。
建築後、2年が経ち、いろいろと問題が顕在化してきたようです。
冬のある日、気がつくと、ベランダと2階居室を結ぶドアに目張りがしてあります。
壁とドアのすき間が養生テープでふさがれているのです。
平日の昼間は私も子供も家にいないので、家に一人で居る妻は、
もったいない精神で、暖房を絞っているらしいのですが、それですきま風が気になったようです。
それにしても、養生テープの直貼りはないでしょう。

↑養生テープが貼られていた、ベランダにでるためのドア。
で、4カ所のドアのチェックした結果は以下の通り。
2階正玄関・・・・・・若干すきま風
1階土間玄関・・・・・若干すきま風
露天風呂出入りドア・・・・すきま風
どのドアもすきま風が入ってきています。
さすがに玄関ドアに養生テープは貼れません。
テープを貼ったら出入りができなくなってしまいます。
家ができてすぐは、こんなにすきま風があったような気がしません・・・。
ドアと壁のふれる部分をよく見ると、すきま風を防ぐためのシール材が張られていることが判ります。
表面はモヘアのような起毛素材で、本体は硬質ゴム?断面形状はL型。
このシール材が・・・・折れてます。

↑シール材が折れている
経年劣化か、いつもドアで折り曲げられているからなのか、原因は判りませんが、これが折れてへたっていることが
すきま風の大きな原因ではないかと思われます。
ここを改善すればすきま風はシャットダウンできるでしょうか?
ためしにドアをぐっと押して、壁に密着させてみると、すき間風は止まります。
どうやら、シール材を交換して隙間を無くすることですきま風をシャットダウンできそうです。
2年でへたってしまったシール材と同じものでは、だめです。
まず必要なのは弾力性か?それが長持ちするものは無いだろうか?
イメージ的には、紫外線にも暑さ寒さにも負けず、密閉性を発揮し続ける自動車ドアのシール材
と同じような素材、同じような形状で、1/5くらいのサイズのものがあればよいのですが。
ネットでは上手く探せませんでした。
こんど、ホームセンターをさまよってみます。
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暖かくなったら、どうにかしたいと思っていたのが隙間風。
最近建った家の例にもれず、我が家も24時間換気。
2時間で1回(たしか)家の中の空気が入れ替わる計算で換気の設計がされているはずです。
そのため、屋根裏に換気装置(換気ファン)が設置され、そこから家の中の数か所に換気パイプ
が伸びています。

↑屋根裏部屋の24時間換気ファン
このファンは、換気(吸気)パイプで室内の空気を集めて室外に排出するものですが、
当然、その分の空気が室内に入ってこなければなりません。
そのための吸気口が、換気装置と離れた、1階の奥の方に2か所設置されています。
吸気口は、無動力で、内外気圧差でパコッと口が開くものです。
つまり、室内が負圧になることが動作の前提なわけです。
しかしながら、室内が負圧なので、吸気口からだけでなく、すき間があればどこからでも
外気が入ってきます。
もともとこの家は気密性に気を付けて設計・施工されています。
そのため、基本的に動き続けている24時間換気に加え、台所の換気扇を回すと
室内がかなりの負圧に(屋外の気圧に比べて、室内の気圧が低く)なります。
(24時間換気だけでもそれなりに負圧になっていますが・・・)
換気扇って思ったより強力なのです。
例えば換気扇を動かしている時に玄関の戸を開けようとするとかなりの抵抗感があります。
グイッと扉を開けると”ばふっ”という感じで空気が流れ込んでくるくらい。
わが家の気密性は、なかなか侮れないレベル。
窓はガラスが3重で、建て付け部分もかなり厳重にロック、圧着されており、
また壁面も気密性に気を使った構造になっています。
結局、空気が漏れる一番の弱点は室外と室内を結ぶドアになります。
しかも、我家には4カ所も室内外を結ぶドアがあります(なんでそんなにドアがあるのか?)。
これらは全て、メーカー製の既製品ではなく
いずれも職人さんが木材、ペアガラス、金具等を組み立てて造った完全オリジナルのもの。


↑2階主玄関のドア ↑風呂場から露天風呂に出るドア。
この世に二つとないものだし、気に入っているのですが、工場製品のような精度は難しいのかもしれません。
幅が広いドアには反り防止の機構などを組み込んではありますが、この家も完成してから早3年。
微妙にゆがんできているようで、隙間があるように見えます。
そして、実際に隙間に手を当ててみると、ところによりス~~っと風を感じます。

↑ドアの隙間に手を当ててみる
夏の間は全く問題なし(我が家は冷房を使わない=そもそもクーラーが設置されていないので、吹き抜けの高窓を開けっ放しのことが多い)ですが、密閉している冬が問題。
建築後、2年が経ち、いろいろと問題が顕在化してきたようです。
冬のある日、気がつくと、ベランダと2階居室を結ぶドアに目張りがしてあります。
壁とドアのすき間が養生テープでふさがれているのです。
平日の昼間は私も子供も家にいないので、家に一人で居る妻は、
もったいない精神で、暖房を絞っているらしいのですが、それですきま風が気になったようです。
それにしても、養生テープの直貼りはないでしょう。

↑養生テープが貼られていた、ベランダにでるためのドア。
で、4カ所のドアのチェックした結果は以下の通り。
2階正玄関・・・・・・若干すきま風
1階土間玄関・・・・・若干すきま風
露天風呂出入りドア・・・・すきま風
どのドアもすきま風が入ってきています。
さすがに玄関ドアに養生テープは貼れません。
テープを貼ったら出入りができなくなってしまいます。
家ができてすぐは、こんなにすきま風があったような気がしません・・・。
ドアと壁のふれる部分をよく見ると、すきま風を防ぐためのシール材が張られていることが判ります。
表面はモヘアのような起毛素材で、本体は硬質ゴム?断面形状はL型。
このシール材が・・・・折れてます。


↑シール材が折れている
経年劣化か、いつもドアで折り曲げられているからなのか、原因は判りませんが、これが折れてへたっていることが
すきま風の大きな原因ではないかと思われます。
ここを改善すればすきま風はシャットダウンできるでしょうか?
ためしにドアをぐっと押して、壁に密着させてみると、すき間風は止まります。
どうやら、シール材を交換して隙間を無くすることですきま風をシャットダウンできそうです。
2年でへたってしまったシール材と同じものでは、だめです。
まず必要なのは弾力性か?それが長持ちするものは無いだろうか?
イメージ的には、紫外線にも暑さ寒さにも負けず、密閉性を発揮し続ける自動車ドアのシール材
と同じような素材、同じような形状で、1/5くらいのサイズのものがあればよいのですが。
ネットでは上手く探せませんでした。
こんど、ホームセンターをさまよってみます。
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