
第431回 へっつい窯づくり再開
いよいよ「へっつい窯」こと、アースオーブンの改良作業再開します。
昨年秋には、暫定完成で、2度ほど火を入れてピザを焼いてみましたが、どうも窯の冷え方が早いような気がします。
ということで、壁・天井の厚さを倍増させる改良作業に取りかかったのですが、時間切れで途中でギブアップ。
また、風で青シートがめくられ、雨に当たったあとに冷え込みに会い、せっかく築造した粘土の表面が剥離してゆくという悲劇にも遭遇しました。
そんなこんなであまり活躍できなかった2009シーズン。
窯は、それから青シートでしっかりとくるまれ、一冬越しました。
↓GW明けの窯との再開

さて、今シーズン中にやらなければならないのは、屋根の設置工事と、オーブン本体の壁・天井の補強(厚さを増やして熱容量をアップさせる)作業。
屋根をかけると作業がしづらくなるので、先にすべきは、本体の修築です。
↓左側の、青いシートを被っているのがアースオーブン本体です。

まずは、昨年使い切れなかった粘土を取りだしてきて、改めて練ります。
砂と切りワラを混ぜて、水をかけて青シートくるんで、踏んではたたみ、踏んではたたみ。
↓粘土にワラと砂を混ぜて・・・
く
踏み踏みしている写真がありません。
汗だくで作業しているので、写真を撮り忘れてます。
↓仕上がりはこんな感じ。

昨年、ワラを混ぜたっきりの粘土の内部では、ワラが嫌気発酵しているようです。
↓嫌気発酵か?粘土が黒くなっているのは還元状態になったためだろうか?

こんな粘土も、改めて砂とワラを混ぜて、練り直します。
採取してきた時の麻袋に入ったままの粘土も発見しました。
カラカラに乾いています。
↓カラカラ状態の粘土。粘土に見えない。

↓このままでは練られないので、まずはカケヤで砕きます。

それから砂とワラを混ぜて、水を加えながら足で踏んで練っていくのですが、砕いたとはいえ、完全に粉々になったあけではありません。
それなりの塊状態が残っています。
水を加えても、なかなか乾燥しきった粘土塊の中心部まで水が届かず、どうしても「ダマ」が残ります。
練り続けるのもしんどいので、少し多めに水を加えてしばらく寝かせて、水が回るのを待つことにしました。
今回の作業で踏み混ぜた粘土は、3塊。
手元にある粘土はこれですべてです。
↓作業の成果

目分量ですが、これだけでは窯ドームの上半分を、厚さ約5cmで覆うのには足りなさそうです。
やはり、もう一度、山まで行って粘土を採取してこなければなりません。
とはいえ、ドームの上半分を一気に粘土で覆うと、粘土が乾燥して収縮したときに、張り付けた粘土の重さがすべて下のドームに掛かってしまい、下の(すでに出来上がっている)粘土ドームが崩落してしまう恐れアリ。
よって、今後の窯厚増加作業で、粘土を張り付ける際は、一段一段乾燥させながら積み上げていくのが良いでしょう。
そうすれば、後から張り付けた粘土もドーム構造(アーチ構造)で自重を自ら支え、下のドームに無用な力がかかることを防げます。
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いよいよ「へっつい窯」こと、アースオーブンの改良作業再開します。
昨年秋には、暫定完成で、2度ほど火を入れてピザを焼いてみましたが、どうも窯の冷え方が早いような気がします。
ということで、壁・天井の厚さを倍増させる改良作業に取りかかったのですが、時間切れで途中でギブアップ。
また、風で青シートがめくられ、雨に当たったあとに冷え込みに会い、せっかく築造した粘土の表面が剥離してゆくという悲劇にも遭遇しました。
そんなこんなであまり活躍できなかった2009シーズン。
窯は、それから青シートでしっかりとくるまれ、一冬越しました。
↓GW明けの窯との再開

さて、今シーズン中にやらなければならないのは、屋根の設置工事と、オーブン本体の壁・天井の補強(厚さを増やして熱容量をアップさせる)作業。
屋根をかけると作業がしづらくなるので、先にすべきは、本体の修築です。
↓左側の、青いシートを被っているのがアースオーブン本体です。

まずは、昨年使い切れなかった粘土を取りだしてきて、改めて練ります。
砂と切りワラを混ぜて、水をかけて青シートくるんで、踏んではたたみ、踏んではたたみ。
↓粘土にワラと砂を混ぜて・・・
く

踏み踏みしている写真がありません。
汗だくで作業しているので、写真を撮り忘れてます。
↓仕上がりはこんな感じ。

昨年、ワラを混ぜたっきりの粘土の内部では、ワラが嫌気発酵しているようです。
↓嫌気発酵か?粘土が黒くなっているのは還元状態になったためだろうか?

こんな粘土も、改めて砂とワラを混ぜて、練り直します。
採取してきた時の麻袋に入ったままの粘土も発見しました。
カラカラに乾いています。
↓カラカラ状態の粘土。粘土に見えない。

↓このままでは練られないので、まずはカケヤで砕きます。

それから砂とワラを混ぜて、水を加えながら足で踏んで練っていくのですが、砕いたとはいえ、完全に粉々になったあけではありません。
それなりの塊状態が残っています。
水を加えても、なかなか乾燥しきった粘土塊の中心部まで水が届かず、どうしても「ダマ」が残ります。
練り続けるのもしんどいので、少し多めに水を加えてしばらく寝かせて、水が回るのを待つことにしました。
今回の作業で踏み混ぜた粘土は、3塊。
手元にある粘土はこれですべてです。
↓作業の成果

目分量ですが、これだけでは窯ドームの上半分を、厚さ約5cmで覆うのには足りなさそうです。
やはり、もう一度、山まで行って粘土を採取してこなければなりません。
とはいえ、ドームの上半分を一気に粘土で覆うと、粘土が乾燥して収縮したときに、張り付けた粘土の重さがすべて下のドームに掛かってしまい、下の(すでに出来上がっている)粘土ドームが崩落してしまう恐れアリ。
よって、今後の窯厚増加作業で、粘土を張り付ける際は、一段一段乾燥させながら積み上げていくのが良いでしょう。
そうすれば、後から張り付けた粘土もドーム構造(アーチ構造)で自重を自ら支え、下のドームに無用な力がかかることを防げます。
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