
第372回 薪ストーブが燃えすぎる
寒い日々が続いています。
我が家の暖房は、ガス温水が基本ですが、自分が家にいる週末は、ペレット兼用の薪ストーブを焚いています。
あー、もしかすると、薪兼用のペレットストーブか?
このストーブが、調子よく燃えすぎて、暑い。

ホンマ製作所のDR-600というマイナーなストーブです。
なぜ、このストーブを選んだのか?
これまで8回の転居をしていることからもお判りの通り、自分は転勤族であります。
で、いつ転勤となるか明日をもしれぬ身。
これまでは家族揃って全国を転居してききましたが、家を建てちゃったのでコンドア、まあ単身赴任の予定なのです。
で、家を離れた時に、残された妻や子供が扱いの面倒な薪を焚くのかどうか、怪しい。
というか、燃やさないでしょう、多分。
せいぜい、扱いの比較的楽な木質ペレットを燃やすくらいかな?
で、薪も木質ペレットも燃やせるストーブを探したのですが・・・これがほとんど見つからなかった。
そもそも電気を使わない木質ペレットストーブすら、ほとんど無い。
で、数少ない候補の中から、窓が大きくて炎が良く見えそうなこのストーブを採用したのです。
が、もともと燃えにくい(らしい)木質ペレットを効率よく燃やすように設計しているためか、薪を焚くと燃えすぎるちゃうようです。
ストーブの中を見ると、外部の空気を取り入れる孔が、燃焼室に底部に丸く開いています。
ペレットを燃やす場合、この空気孔の上に、ペレットを詰め込む鉄筒をセットします。
この空気孔からの空気供給がかなり強烈。
↓燃焼室内の空気孔。熱の保ちを少しでも良くするためにフチに耐火レンガを並べました。

空気孔の開閉は、下のレバー(上の写真で黒い丸ポッチが付いている棒)で調整します。
これを全開にしておくと、着火時もあっという間に最大火力になります。
↓着火直後。新聞紙3~4枚を丸めて置き、その上に焚き付けを井桁状に6本くらい組んでライターで着火。

全力運転は大得意で、どんどん薪をくべるとあっという間にストーブ外温度300度以上に到達。
が、高断熱・高気密の我が家では、暑すぎる。
我が家には仕切がほとんどなく、ほぼ全部がオープンな造りなので、このストーブ一つで、一部天井高4mの、床面積約150平米の室内すべてを暖房するのですが、真冬の今でも30度なんて朝飯前。
家族からは暑すぎると文句を言われる始末。
じゃあ、燃焼を押さえようと空気を絞ると、こんどは極端に燃焼が悪くなるようで、黒い煤が窓にべったり。
薪の一部も燃え残っているのにほとんど火が消えているというような状態になってしまう。
日本で売られている最新の欧米の薪ストーブのほとんどに付いている、薪の燃焼効率を上げ、不完全燃焼などを防ぐ二次燃焼装置などがついていないことも空気を絞った燃焼が上手くいかない原因の一つか。
薪の消費も激しい。
それで、薪の燃えている様子をよーく確認すると、
空気孔から、ごうごうと音を立てて勢い良く入ってくる空気に当たる部分の薪がめらめらと燃え上がっていて、脇の方はそれ程でも無い様子。
薪の燃える勢いを押さえるためには、空気孔からの空気の勢いを少しでも緩めてやれば良いのではないだろうかと思いついた。
ということで、空気孔から入ってきた空気が、一端拡散する空間を作ってみることにした。
↓ホームセンターで売っている、コンクリのサイコロ。鉄筋を組むときのスペーサー。

↓ストーブの庫内にスペーサーを並べ、その上に金網を置いてみる。

ちなみに、金網は98円のちゃちなものです。
調子よければもっとしっかりしたモノにするつもり。
これで空気孔から吹き込んできた外気が、一度、拡散する空間があるので、前ほど直接薪に当たらなくなるのではないだろうか。
すこしは良くなるだろうか?

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寒い日々が続いています。
我が家の暖房は、ガス温水が基本ですが、自分が家にいる週末は、ペレット兼用の薪ストーブを焚いています。
あー、もしかすると、薪兼用のペレットストーブか?
このストーブが、調子よく燃えすぎて、暑い。

ホンマ製作所のDR-600というマイナーなストーブです。
なぜ、このストーブを選んだのか?
これまで8回の転居をしていることからもお判りの通り、自分は転勤族であります。
で、いつ転勤となるか明日をもしれぬ身。
これまでは家族揃って全国を転居してききましたが、家を建てちゃったのでコンドア、まあ単身赴任の予定なのです。
で、家を離れた時に、残された妻や子供が扱いの面倒な薪を焚くのかどうか、怪しい。
というか、燃やさないでしょう、多分。
せいぜい、扱いの比較的楽な木質ペレットを燃やすくらいかな?
で、薪も木質ペレットも燃やせるストーブを探したのですが・・・これがほとんど見つからなかった。
そもそも電気を使わない木質ペレットストーブすら、ほとんど無い。
で、数少ない候補の中から、窓が大きくて炎が良く見えそうなこのストーブを採用したのです。
が、もともと燃えにくい(らしい)木質ペレットを効率よく燃やすように設計しているためか、薪を焚くと燃えすぎるちゃうようです。
ストーブの中を見ると、外部の空気を取り入れる孔が、燃焼室に底部に丸く開いています。
ペレットを燃やす場合、この空気孔の上に、ペレットを詰め込む鉄筒をセットします。
この空気孔からの空気供給がかなり強烈。
↓燃焼室内の空気孔。熱の保ちを少しでも良くするためにフチに耐火レンガを並べました。

空気孔の開閉は、下のレバー(上の写真で黒い丸ポッチが付いている棒)で調整します。
これを全開にしておくと、着火時もあっという間に最大火力になります。
↓着火直後。新聞紙3~4枚を丸めて置き、その上に焚き付けを井桁状に6本くらい組んでライターで着火。

全力運転は大得意で、どんどん薪をくべるとあっという間にストーブ外温度300度以上に到達。
が、高断熱・高気密の我が家では、暑すぎる。
我が家には仕切がほとんどなく、ほぼ全部がオープンな造りなので、このストーブ一つで、一部天井高4mの、床面積約150平米の室内すべてを暖房するのですが、真冬の今でも30度なんて朝飯前。
家族からは暑すぎると文句を言われる始末。
じゃあ、燃焼を押さえようと空気を絞ると、こんどは極端に燃焼が悪くなるようで、黒い煤が窓にべったり。
薪の一部も燃え残っているのにほとんど火が消えているというような状態になってしまう。
日本で売られている最新の欧米の薪ストーブのほとんどに付いている、薪の燃焼効率を上げ、不完全燃焼などを防ぐ二次燃焼装置などがついていないことも空気を絞った燃焼が上手くいかない原因の一つか。
薪の消費も激しい。
それで、薪の燃えている様子をよーく確認すると、
空気孔から、ごうごうと音を立てて勢い良く入ってくる空気に当たる部分の薪がめらめらと燃え上がっていて、脇の方はそれ程でも無い様子。
薪の燃える勢いを押さえるためには、空気孔からの空気の勢いを少しでも緩めてやれば良いのではないだろうかと思いついた。
ということで、空気孔から入ってきた空気が、一端拡散する空間を作ってみることにした。
↓ホームセンターで売っている、コンクリのサイコロ。鉄筋を組むときのスペーサー。

↓ストーブの庫内にスペーサーを並べ、その上に金網を置いてみる。

ちなみに、金網は98円のちゃちなものです。
調子よければもっとしっかりしたモノにするつもり。
これで空気孔から吹き込んできた外気が、一度、拡散する空間があるので、前ほど直接薪に当たらなくなるのではないだろうか。
すこしは良くなるだろうか?

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