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8回の転居の末に家を建てる

さすらいの転勤生活を経て、とうとう居場所入手へ。 露天風呂・ペレットストーブ・かまど・土間・焚火炉・珪藻土壁・無垢床・アウトドアリビングなどの妄想を小さな予算に押し込む一部手作りの挑戦の記録!

粘土窯、割れ目を埋めて火入れ

第342回 粘土窯、割れ目を埋めて火入れ

粘土ドームが完成し、中詰めの土砂を取り除いてから約10日。
粘土も大分乾いてきたようで、叩くと、コンコンという手応え。
乾燥による割れ目を補修して、いよいよ火を入れてみることにした。

10日の乾燥で、よりくっきりと、あちこちに割れ目が発生。
乾燥後の窯外側1
乾燥後の窯外側2

高さ方向は、粘土が縮んでも、その分だけ全体が低くなって調節されるので顕著な割れ目は発生していません。
が、横方向は、基礎部分で大きさが拘束されていて、縮むことができないので粘土が縮んだ分だけ、割れ目が広がっています。

内側から見てみると・・
乾燥後の窯内側
外の光が漏れてくるくらいはっきりと割れています。
幅5mmくらいの大きな割れが4箇所。

この割れ目に、外側と内側から粘土を詰めてゆきます。
窯の割れ目補修後-外側1
割れ目補修後-外側2

今日は天気が良くて、気温も20度以上に上昇。
1時間くらいでかなり乾燥します。
↓割れ目を埋めたところのアップ。粘土が乾燥して、どこっを補修したか判らないくらい。
割れ目補修外側アップ

内側も、窯の中に頭と腕(一本だけしか入らない)を慎重に潜り込ませて、割れ目に粘土を詰め込みます。

割れ目補修-内側

そしていよいよ火入れです。
着火したのは午後6時ころ。すでに日はとっぷりと暮れています。
へっつい窯の火入れ

新聞紙を4枚ほど丸めてその上に細めの木切れや建築端材を載っけて着火したのですが、最初のうちは、なかなか上手くいきません。
型枠に使った段ボールの切れ端等を次々と放り込んでいたら、10分ほどすると、順調に薪が燃え出しました。やっと炉内が暖まってきたからでしょうか。

今回は、下段の炉で薪を燃やしています。
下段の炉で薪を燃やして、上段にうまく熱が回るか、煙りがきちんと煙突から抜けるか心配していたのですが、これはあっけないくらい順調でした。

煙突は、直径10cmの、北海道ではどこのホームセンターでも売っているごく普通のステン煙突。
余っていたヤツを流用したので長さ(高さ)は45cm。
ちょっと短いかなあ、と思っていたのですが、最初からほとんど問題なく順調な排煙でした。
煙突の上に手をかざすと、強烈に熱い排気が・・・

熱が無駄に逃げている気がします。
この熱を使って、ここで薫製づくりなども出来そうです。

次々と薪を放り込んでどんどん火を大きくしてゆくと、1時間少しで、窯全体がかなり暖まってきました。
一番熱いのは、背面部の、下部燃焼室と上部燃焼室を繋ぐ排煙孔付近。
熱い排熱が集中するからでしょうか。

1時間半ほどで、上部のドーム全体が、触っていられないほど熱くなってきました。
下部の、耐熱レンガの外側に張り付けた粘土も、触れられないくらい熱い。

外壁が熱いということは、熱が外に逃げて行っているということですね。
うーん、もっと壁を厚くすべきだったかもしれません。
割れ目を埋めたところも、粘土が剥がれてくるということはありませんでしたが、埋め切れなった割れ目からうっすら煙りが漏れてきている・・・・・

上部ドームは、さらに第2層の粘土を重ねる予定なので、その時に第一層目の目地と重ねないようにしよう。

多少雨がかかっても粘土が溶けたり崩れたりしないように、粘土の焼結を進めるために、さらに薪をくべ、午後8時過ぎには第一次火入れを終了。

炉内が何度くらいになっているのか、手を突っ込んでみたが良く判らず。
ピザ等を作るのであれば300度位は必要だったはずだが・・・・
庫内用の温度計が必要かもしれない。

↓火入れ翌朝の様子。
火入れ翌朝

ぺしぺし叩いても、ゆるみ等も感じられない。
しっかりしたイイ感じ。
天日による乾燥だけの時よりも、粘土が硬く焼き締まった感じがするのは気のせい?

↓ここら辺りが、煙りの漏れてきた割れ目。
火入れ翌朝-割れ目

料理をするなら、やはり上部ドームの第2層目の粘土張り付けは必要かもしれない。
そして、ふたも作らなければ。

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