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8回の転居の末に家を建てる

さすらいの転勤生活を経て、とうとう居場所入手へ。 露天風呂・ペレットストーブ・かまど・土間・焚火炉・珪藻土壁・無垢床・アウトドアリビングなどの妄想を小さな予算に押し込む一部手作りの挑戦の記録!

粘土窯、いよいよ自立

第341回 粘土窯、いよいよ自立

本日の札幌は秋晴れの良い天気。
昨日、ドームが完成した粘土窯にもお日様がさんさんと照りつけます。

で、粘土が乾燥していくと・・・・・当然、縮んでゆきます。

↓お日様があたって、粘土が縮み始めた。くっきりとした割れ目が。
お日様が当たって粘土が縮始めた

日差しを受けて、割れ間は徐々に広がっている模様。
ということで、乾燥することで粘土の圧縮強度もそれなりに出てくるだろうと考え、中詰めの土砂を、様子を見ながら徐々に取り除くことにした。

土砂を取り除いて、粘土をフリーの状態にすれば、粘土が縮むに従ってドームも小さくなってゆき、割れ目は自動的にふさがることになるのではないか!?
という想定である。

まずは、焚き口のアーチ部分。
恐る恐る口を押さえていた耐火レンガを取り除き、段ボールを外す・・・・大丈夫だ。

あんこの土砂を掻き出す

焚き口部分は、モノの出し入れのために、きれいなアーチ状ではなく、ちょっと四角っぽく変形している。
そのぶん弱いので、中途半端な乾燥状態の時に、支保になっている段ボール等を外して保つか少し心配だったのだ。

続いて、中からコンクリ殻や土砂を掻き出す。

あんこの土砂を掻き出す2

煙突用の孔があいている部分も、構造的に弱点なので、ちょっとづつ土砂を掻き出す。
ここも無事クリア。

どうやら、結構しっかりしているようなので、あとは大胆にどんどん土砂を掻き出していく。

すっかり土砂を掻き出して、ぺしぺしと外側から粘土ドームを叩いてみるが、かなりしっかりした手応えが感じられる。
外側の粘土は、まだ指で強く押せばひっこむが、もう大分乾燥してきた感じ。

↓土砂を取り除いた、ドーム内部。粘土と土砂の境界に敷いた新聞紙が残っている。
あんこの土砂を掻き出した後

↓ほうきを使って、きれいに土砂を取り除く。
これいに土砂を取り除く

ドームの中に頭を突っ込んで写真を撮ってみる。
ドームを内側から見る

想定通り、粘土がブロック状に積み上がっているのが確認できる。
そして、粘土のブロック同志の間が、粘土の乾燥ですき間が広がって、日差しが漏れているのが判る。

粘土の収縮にともなってドームも小さく縮むので、横方向の目地(水平な目地)は、すき間が開くことはないだろうと期待していたのだが、思った通り、横目地はほとんど開いていない。

が、縦方向の目地(垂直目地)は、特にドーム外周部(下側)の目地は、外周位置が固定されているため、ドームそのものが小さく縮んでも、目地の開きが吸収されることはない。

縦目地は、乾燥が一定程度まで進んだところで開いた目地に粘土を詰めるしかない。

開いた目地に詰めるくらいは、粘土は残っているのだが、ドームの外側にもう一層粘土を積んで、厚みを10cmにするには全然足りない。

また粘土を取りに行くのは結構、時間がかかるので、とりあえずは、この状態で乾燥させ、火入れと試験運転をしてみることにしようか。

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