
第二回 家を建てようと思う
これまで仕事関係で8回、引っ越しをしてきた。
転勤が前提の仕事なので、一つの職場で働くのはどんなに長くとも3年、短い時は1年未満で次の職場に異動する。
たまたま引っ越しをしなくて済んだことがあるから引っ越しは8回だけれども、実は、転勤自体は10回くらいしている。
端から見ると大変に見えるかもしれないが、自分的には同じ所でずーっと働き続けるのも、なんだか煮詰まっちゃいそうで、職場や仕事内容が変わること自体は、実は少し気に入っている。
引っ越しも、新しい街で生活すること自体は、少しわくわくする。
自宅周りを探検しておしゃれな店やおいしそうなパン屋、気持ちの良い公園、散歩に最適な裏道などを見つけてなんだか得した気分。
買い込んだ地図を見ながら、通勤経路をあちこち変えたり、休みの日に自転車で走り回ってみたりするのは、やたらに楽しい。知らなかったことを知っていく喜びか、それとも、縄張りが広がっていく高揚感か。なんだか、原始の狩猟本能が目覚めているような感じもする。
でもねー、引っ越し自体は面倒。
荷物もだんだん増えてくるし、引っ越しもが大変になってきた。
住むところは転勤先の職場が用意してくれていて、よっぽどのことがなければ用意さ
れた所におとなしく入居するのだけど(今まで、”よっぽどのこと”がなかったので、いわれた所におとなしく入ってきました)、お仕着せなので、古かったり、収納が少なかったりで、住居に対しては、自分も家内も色々と不満が溜まっていた。
そんなこんなで、自分の思い通りの家を建てたいなぁーとという気持ちは漠然と持っていた。
転勤族なんだから、荷物になるものはなるべく持たないようにする。
荷物が少なければ引っ越しだって全然楽。
・・・とよく(転勤族の間では)言われている。
まったくその通り。自分もそれなりに気を付けてきたつもり。
家内が独身時代に使っていた二人がけのイス、テーブルは捨てたし、我が家にはベッドも無い。居間は食卓となる座卓と座布団。寝るときは布団を敷く。衣類はプラスチックの収納ケースに納めて積み重ねている(引っ越しの時もそのまま運べて楽チン)。テレビは小型で薄い20型の液晶タイプ。家具のほとんどは組立式の小型の安物。唯一の大物家具は花嫁ダンス(家内の実家で買ってくれた・・・・・さすがにこれは断れなかった!)。これに次ぐのは妻の趣味でもある陶磁器類を納める食器棚。おまけとしては、どんなレイアウトの台所にでも合うように、冷蔵庫は左右どちらからでもドアを開けられるもの。
ではあるのだけれど・・・・・実は家族そろって本が好き・・・・・・・
で、結果として本が多い!やたらに多い!そして、自分としては、本を箱に入れて押入に収納しておくなんて論外!言語道断!本は背表紙が見えるように棚に並べて、折に触れて背表紙を眺めて内容を反芻したり、取り出してぱらぱら眺めたり、再読したり、舐めたり囓ったり(嘘)することで色んな内容が頭の中で発酵したり繋がったり、突如アイデアが閃いたりするもんだ・・・・と思いこんでいるし。
しかし現実は悲しいかな、段ボール箱に収納して実家に預けてある本がすでに10箱以上。かろうじて我が家の本棚に並んでいる本も、前後2段に並べられていて後ろの段の本は、死んだも同然。最近買った本は、本棚にすら並べられず、平積み状態。あー広い本棚が欲しいよー。
というところで、2007年4月に転勤で、久しぶりに札幌に引っ越してきたわけで、これは、ちゃーんす!なわけです。
実は、家内と知り合ったのは札幌。その後も、一時期住んでいたこともあって土地勘もあるし、お互いの実家もほど近い(車で1時間程)。家を建てるとなると当然ながら、転勤があったら父ちゃんは単身赴任!が前提なのですが、札幌だと新千歳空港とのアクセスもそこそこ良いし、道内で考えても大抵の特急は札幌を起終点にしてるし、高速道路も札幌をハブに延びているわけで、とにかく道内で考えると札幌が便利=父ちゃんが帰ってき易いでしょうと。まあ、そんなことを家内と何となく話しをしていた。
そこに、渡りに船とばかりの札幌転勤。
子供もそろそろ小学校も後半戦。これまで幼稚園・保育園を3箇所、小学校を2箇所連れ回したが、いつまでも全国を連れ回すのも難しいだろうし。
この機会を逃したら、いつ札幌転勤になるのか分からない=いつになったら家を持てるかわからない。そして、今、決断&活動しないと、いつまた転勤辞令が出て札幌を後にするかわからんのだから、このチャンスにイケイケどんどんじゃー、と思った次第。
これまで仕事関係で8回、引っ越しをしてきた。
転勤が前提の仕事なので、一つの職場で働くのはどんなに長くとも3年、短い時は1年未満で次の職場に異動する。
たまたま引っ越しをしなくて済んだことがあるから引っ越しは8回だけれども、実は、転勤自体は10回くらいしている。
端から見ると大変に見えるかもしれないが、自分的には同じ所でずーっと働き続けるのも、なんだか煮詰まっちゃいそうで、職場や仕事内容が変わること自体は、実は少し気に入っている。
引っ越しも、新しい街で生活すること自体は、少しわくわくする。
自宅周りを探検しておしゃれな店やおいしそうなパン屋、気持ちの良い公園、散歩に最適な裏道などを見つけてなんだか得した気分。
買い込んだ地図を見ながら、通勤経路をあちこち変えたり、休みの日に自転車で走り回ってみたりするのは、やたらに楽しい。知らなかったことを知っていく喜びか、それとも、縄張りが広がっていく高揚感か。なんだか、原始の狩猟本能が目覚めているような感じもする。
でもねー、引っ越し自体は面倒。
荷物もだんだん増えてくるし、引っ越しもが大変になってきた。
住むところは転勤先の職場が用意してくれていて、よっぽどのことがなければ用意さ
れた所におとなしく入居するのだけど(今まで、”よっぽどのこと”がなかったので、いわれた所におとなしく入ってきました)、お仕着せなので、古かったり、収納が少なかったりで、住居に対しては、自分も家内も色々と不満が溜まっていた。
そんなこんなで、自分の思い通りの家を建てたいなぁーとという気持ちは漠然と持っていた。
転勤族なんだから、荷物になるものはなるべく持たないようにする。
荷物が少なければ引っ越しだって全然楽。
・・・とよく(転勤族の間では)言われている。
まったくその通り。自分もそれなりに気を付けてきたつもり。
家内が独身時代に使っていた二人がけのイス、テーブルは捨てたし、我が家にはベッドも無い。居間は食卓となる座卓と座布団。寝るときは布団を敷く。衣類はプラスチックの収納ケースに納めて積み重ねている(引っ越しの時もそのまま運べて楽チン)。テレビは小型で薄い20型の液晶タイプ。家具のほとんどは組立式の小型の安物。唯一の大物家具は花嫁ダンス(家内の実家で買ってくれた・・・・・さすがにこれは断れなかった!)。これに次ぐのは妻の趣味でもある陶磁器類を納める食器棚。おまけとしては、どんなレイアウトの台所にでも合うように、冷蔵庫は左右どちらからでもドアを開けられるもの。
ではあるのだけれど・・・・・実は家族そろって本が好き・・・・・・・
で、結果として本が多い!やたらに多い!そして、自分としては、本を箱に入れて押入に収納しておくなんて論外!言語道断!本は背表紙が見えるように棚に並べて、折に触れて背表紙を眺めて内容を反芻したり、取り出してぱらぱら眺めたり、再読したり、舐めたり囓ったり(嘘)することで色んな内容が頭の中で発酵したり繋がったり、突如アイデアが閃いたりするもんだ・・・・と思いこんでいるし。
しかし現実は悲しいかな、段ボール箱に収納して実家に預けてある本がすでに10箱以上。かろうじて我が家の本棚に並んでいる本も、前後2段に並べられていて後ろの段の本は、死んだも同然。最近買った本は、本棚にすら並べられず、平積み状態。あー広い本棚が欲しいよー。
というところで、2007年4月に転勤で、久しぶりに札幌に引っ越してきたわけで、これは、ちゃーんす!なわけです。
実は、家内と知り合ったのは札幌。その後も、一時期住んでいたこともあって土地勘もあるし、お互いの実家もほど近い(車で1時間程)。家を建てるとなると当然ながら、転勤があったら父ちゃんは単身赴任!が前提なのですが、札幌だと新千歳空港とのアクセスもそこそこ良いし、道内で考えても大抵の特急は札幌を起終点にしてるし、高速道路も札幌をハブに延びているわけで、とにかく道内で考えると札幌が便利=父ちゃんが帰ってき易いでしょうと。まあ、そんなことを家内と何となく話しをしていた。
そこに、渡りに船とばかりの札幌転勤。
子供もそろそろ小学校も後半戦。これまで幼稚園・保育園を3箇所、小学校を2箇所連れ回したが、いつまでも全国を連れ回すのも難しいだろうし。
この機会を逃したら、いつ札幌転勤になるのか分からない=いつになったら家を持てるかわからない。そして、今、決断&活動しないと、いつまた転勤辞令が出て札幌を後にするかわからんのだから、このチャンスにイケイケどんどんじゃー、と思った次第。
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