第230回
ペレットストーブに初点火
我が家のストーブは薪とペレット兼用です。
ペレットストーブというと、FF式でタイマー自動点火といった製品が大多数のようですが、我が家で導入したのは、一切電力を使わないタイプ。
そもそも、仕事の都合で、単身赴任で長期間家を空ける可能性があるので、そうなると薪割りができない。家内は・・・やる気は(少しは)あるかもしれないが、とても一冬分の薪を割れるとは思えない。
ということで、そんな場合はペレットを購入して燃やせばよい(薪を購入するという選択肢は眼中に無かった)ということで、本当は薪ストーブも良いのだけれど、妥協して薪兼用のペレットストーブを採用した、という背景なのです。
で、数少ない選択肢の中から選んだのがホンマ製作所のDR-600というストーブ。
薪(本当は建築端材)の燃焼試験は数回実施して、なんとなく勘を掴んだところ。
でペレットです。
添付の取説には
ペレットを入れて、点火剤に火を付ける。
燃焼してペレットが減ってきたら適宜追加する。
といったことしか書いてなくて、これだけではさっぱりわからん。
メールで問い合わせもしてみたがナシのつぶて。
しょうがないのでれっつトライ。
まあ、ストーブが壊れるということは無いでしょう。
でも、家中に煙が充満とか、灰が舞い散るなんていうのも、少しだけ脳裏をかすめんですけどね。
ペレットを燃やす場合は、ストーブ内部に「ペレット燃焼筒」をセットする必要がある。
↓これがペレット燃焼筒

鋼製の円筒の内側にステン(たぶん)網のバケットが付いている。
バケットは、左右に仕切が付いていて、これは多分、空気の通り道。
左右の空気の通り道部分を除き、ペレットを満タンに入れて庫内にセット。
てっぺんに着火材(こんな置き方でイイのかね?)

着火前の準備は、薪を燃やす場合と同じ。
すなわち、
○24時間換気装置停止。
○外気導入バルブ開放
そして、いよいよ着火材に点火!!

実は、この後、しばらーく眺めていてもペレットに火が移らず。
しょうがないので、着火材をペレットの中に少し埋めて、周りと上にペレットを寄せてやったところ、徐々にペレットが燃えだした。
こんなやり方で良いのだろうか?
↓ようやくペレットは燃えだした。

なかなか温度があがらない。
薪の場合は、(鋼板ストーブだからね)すぐに200度くらい突破するのに、ペレットは立ち上がりが遅い。燃えろー!燃えろー!と空気孔を最大に開いて煽っていたら、
そのうちに、ごーごーと音をたたてエライ勢いでペレットが燃えはじめた。
↓さっきまでとは全然違う燃え方。

青白い炎が垂直に上がって、煙突が強烈に熱い。
すでに薪の燃焼試験で数回、ストーブ本体の温度をを300度近くまで上げているに、またまた、塗料の焼ける煙りが発生。
発生源はどうやら煙突のようだ。
その割に、本体は意外と熱くない。
最高でも200度くらい。
ペレットの燃焼が、本体と離れた燃焼筒で行われているからだろうか?

煙突からの熱もあるのだろうが、薪を燃やした場合と遜色ない暖房効果のように感じた。
↓これだけ煙突が熱いと、排煙はどうかと心配になり見に行ったら・・・・・

全然問題なし。
ちなみに、ペレットの補給方法だがよくわからないが他にやりようがないので、燃えているペレットの上にざらざらとペレットをばらまいてみた。
すると、いったん火が弱まるがその内に復活。
本当にこれで良いのかどうか判らないが、特段の問題は無いようだ。
その後、空気孔を閉め気味にすると燃焼も安定。
ペレットが燃え尽きると静かに鎮火しました。
うーん、何となく使えることは判ったけど、これがベストなのか???
薪ストーブは、先達が様々なテクを編み出して、惜しげもなくHPやブログで公開していて、常日頃より参考にさせていただいているが、ペレットストーブについては非常に情報が少ない。
特に自動着火ではないマイナーなペレットストーブの体験談などはほとんど見あたらない。
自分が人柱か?
そうそう、肝心のペレットの値段。
ホームセンター(ジョイフルAK)で、10kg入りで630円でした。
ホーマックはもう少し高いかな。
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