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8回の転居の末に家を建てる

さすらいの転勤生活を経て、とうとう居場所入手へ。 露天風呂・ペレットストーブ・かまど・土間・焚火炉・珪藻土壁・無垢床・アウトドアリビングなどの妄想を小さな予算に押し込む一部手作りの挑戦の記録!

やっと前進 具体的なプランの検討

第47回 やっと前進 具体的なプランの検討

いやあ、かれこれ約半年かかりました。
具体的なプランの検討に入るのに。

3週間前の打ち合わせで、3時間の激論の末、駐車スペースをRC造にして、その中を居住空間とすることで土地造成規制区域の規制を突破し、なおかつ、コストパフォーマンスを向上させることに決めたっ!という話は第38回(11月11日)に書いたとおり。

で、その決定を踏まえて、やっと具体的な検討にはいることができました、という話し。

RC駐車構造にお金がかかるので、木造主屋は7.2m四方の総二階が基本形。
フルに床を張っても103平米ちょい。
吹き抜けを造ったら100平米を切る勢いで、広めのマンションとあまり変わらず、ちょっと悲しい感じ。

うーーーーーーーん・・・・・・・

ところが、打ち合わせの中で、RC駐車場を家の北側に持っていって、なおかつ細長い形状にして(車は縦置き)、住宅に沿わせるカタチにする。そして、その内部に風呂やトイレ、洗面、給湯機器などの水回りを集中配置させる・・・というアイデアが出てきて、一気に良い雰囲気に!!

設計事務所の方で、そのアイデアの実現性を調査、検討し、当方は、できることを前提に、内部の配置(俗に言う間取り)などを検討することになった。

いやあーー打ち合わせって、こうでなくちゃっ!!

・・・色々と間取りを考えては見るが、風呂、洗面所、洗濯機などの水回りを駐車場下に持っていった一階は、比較的スカスカで、リビングや台所、玄関等がある二階がキツキツという、アンバランスな結果に・・・・・・・・

しばらく頭を悩ますことになりそうです。




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雨水利用

第46回 雨水利用

以前からベランダで植物を育てている。
花が咲くのは娘の朝顔くらいで、あとは地味~な、樹木の苗。

盆栽ではありません。

「木」が好きなので、山から樹木の種子を集めてきて育てているのだ。

ハルニレ、アオダモ、オニグルミ、カツラ、イタヤカエデ、ハリギリ、クリ、ヤマグワ、ミズナラ、カシワ、アサダ、トチノキ等が現在のラインナップ。

エゾヤマザクラとかヤチダモ、ホオノキ、キタコブシ、シナノキ、クロビイタヤ、ヤマモミジ、アズキナシなんかは、種子を取ってきて植えては見たもののうまく発芽しなかったり、そこそこ発芽したものの、引越しによる気候の激変等で枯れたりなど、残念な結果に終わっている。

今、住んでいるところはベランダが狭いので、これ以上増やすのはちょっと厳しそうだが、家が建てば、庭でもう少し本格的に(=種類を増やす)樹木の苗造りをやりたいし、ビールのつまみ作り(枝豆とか・・・)も面白そう。

今のところ、狭いベランダの苗達には風呂の残り湯(冷めているので残り水?)をやっているのだが、庭が広くなったらそれだけでは足りないだろう。

で、集合住宅ではできなかった、雨水の利用をしてみようと思っている。

要するに、雨水を貯めて、庭仕事等に使うという、まあ、単純な話ですね。

北海道では、雨樋の無い家も多いが、我々が設計を依頼している事務所では、無落雪屋根+雨樋が標準的な構造になっている。
↓こんな感じ
雨樋設置例


で、この雨樋の下部に分岐をつけて、雨水タンクにつなげればいいだけなのだが、調べてみると、この「分岐」にも工夫があるらしい。
雨樋にあつまった雨水を全部タンクに入れちゃうと構造にすると・・・・・落ち葉、ゴミ、虫なども全部タンクにはいっちゃって腐敗の原因になるようだ。
で、落ち葉やゴミなどはそのまま流して、雨水だけをタンクに導入する、という触れ込みの雨水収集装置
↓これ
雨水収集装置外観

雨水収集装置断面図

このメカニカルな感じは・・・・・そう、ドイツ製です。
出典 : http://rainworld.jp/

これで集めた雨水をタンクに集めておいて、庭の水やり等に使うというわけ。

雨水タンク取り付け事例

ちなみに、上の写真のタンクは正真正銘の元ウイスキー熟成用樽で、値段はそれなりに高い。
しかも、木材にウイスキーがしみこんでいるので、1~2年くらいは雨水にほんのりとアルコールの香りが・・・・・・・。

ポリエチレンとかのタンクであれば、200リットル強で蛇口付きのけっこう良いものが3万円程度で手に入るみたいです。

↓ 英国ハーコスター社製 227リットル 2万6千円
ハーコスター雨水タンクキット

雨水収集装置、台、オーバーフロキットのセット価格で約4万円。

国産品であればもっと、ぐーっと安いだろうと思いきや、実はそうでもない。
100リットルのセットが2万6千円とか。

まだ時間があるので色々と物色して、よさそうなのを探しましょう。

まあ、家そのものの設計に大きな変更は必要ないので、設置自体には問題ないでしょう。

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大きなテーブルが欲しい その2

第45回 大きなテーブルが欲しい その2

懲りもせずに今度は、ノースファクトリーに行ってきた。

北1条西18丁目から移転して、本日が移転回転初日だそうだ。

↓ノースファクトリー
http://www.northfactory.com/

ちょっと店が狭かった。

無垢材のテーブルも1~2つ置いてあったが、妻が注目したのはハンスJウェーグナーのYチェア。

美しい、座りやすい、軽い。

移転セールでほぼ全商品1割引なので、8万5千円の上記椅子は8千5百円の割引。
4脚買うとすると、3万4千円のお得!

セールは年内くらいは続けるとのことなので、とりあえず話しだけ聞いて退店。

次はドイモイ・コレクションズ
http://www.doimoi-collections.jp/

大ヒットだという4cm厚のタモ材テーブルは、200×90(cm)でなんと19万円弱(安い)。

3~5枚ほどで接いであるのですが、中央部を板目材、端を柾目材にして、一枚板の雰囲気を出すなどの工夫をしており、一見すると、接いであることがあまり気になりません。
これは、なかなかコストパフォーマンスが高いかも・・・・・・

ドイモイテーブル マザーアース 2000


しかーーーーし。
さらに店の奥に展示してある「RARE」シリーズを見ちゃったら、
やっぱりこれだよねぇ・・・・

5cm厚の天板。
うーん、迫力。

節も木目も割れも、材ごとに異なるので、天版ごとに別々の価格が付いていて、それに脚(モノにもよるが6万円くらい)を付けてオーダーするシステム。

50×2200×1050mm の、道産ハルニレ材の天板が¥298,000-
ドイモイ RERA 天板


いいなぁ・・・・・・・

ちなみに、ちぎり継ぎ
ちぎり継ぎ


そして、イス。

某イスとそっくりのものが29,400円(税込み)。
座り心地も、外観もオリジナルと変わらず。
素人の我々には見分けが付きません。

↓これがその・・・・
Yチェアもどき 28000

こんな商品、国内で売ちゃってイイのだろうか?

お店の方曰く

オリジナルとほとんど同じ作りです。
ただし、製造するに当たって、契約書(誓約書だったか?)を取り交わし、同じ名前では売れないのです。

だそうです。

で、大ヒット。(そりゃそうだ。値段が半分以下だもの)
現在売り切れ中で、追加発注して、入荷待ちの状態。

中国に工場があるそうですが、生産能力があまり高くなく、日本全国からの数千脚の注文にあっぷあっぷ。
人件費は安いのですが、座面のペーパーコードを編むのに、1脚分で職人一人が半日はかかるのだそうです。

来年にならないと入荷しないとのことですが、我が家の場合は来年秋くらいにならないと完成しないので問題なし。

テーブルとイスを合わせると・・・・
ドイモイテーブル&イス

※このテーブルは安い(とはいっても19万くらい!)のマザーリーフシリーズです。


妻の野望は、これにベンチを追加してダイニングに置くこと。
1100mmの無垢材のベンチ(4万弱)が2つ・・・・だそうです。

一度買ったら、買い換えたりできないから、やっぱり最初からイイものをそろえたいよねぇー。
By 妻

で、19万弱のテーブにしても
19万+3万×3+4万×2 で計36万円弱くらい。

板厚5cmのテーブルだと、さらに約15万円追加で概ね50万円

お店で直接注文すると若干のディスカウントをしてくれるという有り難い申し出がありましたが、2~3万円の値引きをしてもらっても大体47~48万円。

うーーーーーーーん。
本当に買えるのか?

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なぜかETC

第44回 なぜかETC

ETCが壊れた。 

都内に住んでいたときは、少し遠出をするときは高速道路を使うのが当たり前で、ずいぶんお世話になったのだが、札幌に引っ越してきて、とんとETCを使わなくなった。

久しぶりに両親を実家に送って行くために高速に乗ろうとしたら、ETCが作動していないことに気が付いた。

エンジンをかけると、”イーティーシーカードガソウニュウサレテイマセン”(普段はカードを抜いてある)と話すヤツなので、壊れて、そのセリフが出てこなくなれば気が付きそうなものなのだけれど、いつから無口になったのか、とんと記憶がない。

何千円も出して新しくETC器を又、付けるほどのこともないが、調べてみると、ほぼ無料キャンペーンをやっていたので、申し込んだ。
送料500円だけで、新品のETC車載器をくれるという有り難いキャンペーン。

取り付け料は別だが、壊れた方のETCもヒューズボックスから電源を引いて自分で取り付けたので、今度もたぶん大丈夫だろう。

数年前に取り付けた、前のETC車載器はセンサー・本体一体型。
たぶん、一体型の方が廉価版。

でも、今回送られてきたのは、まがりなりにも、センサー・本体分離型。

時代の変化ですかなぁ。

ETC


今日は寒いし、風気味で体調も良くないので、とりつけはいずれその内に。

本稿、家とは関係なしです。

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大きなテーブル

第43回 大きなテーブルが欲しい

ずーーーーいぶん前から、
大きなテーブルが欲しいーーーーっ!!
と妻が言っていた。

しかも、無垢の分厚い材を使ったヤツ・・・・だそうだ。

家を建てる時が最初で最後のチャンス・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・か?本当に?

で、色々見てきた。

↓澪工房     東札幌2条(南郷通そば)
http://www.mio-kobo.com/

お店のすぐ横に工房があり、そちらで材も見せてもらった。
あえて細い金属製の脚を取り付け、黒く塗装して照明の具合で足をほとんど目立たなくするなど、脚にもこだわりあり。

全般的に「木!」という存在感はあるが、民芸調にならず、泥臭くもないすっきりとした感じの家具が多かった。

↓家具工房アンビエント   店:平岡公園東   工房:北広島西の里
http://www.ambient-shop.com/factory.html

清田区平岡公園東1にショップがあって、そこで工房(工場?)を紹介され、北広島(とはいっても平岡公園東もいい加減札幌の外れなので、車で10分くらい)の工房までおじゃました。
ちょうどセールをやっていて、テーブルも3割引(だったかな?)で、お得だったのだが、それにしても安い買い物ではないし、まだま時間もある(たぶん、来年の同じ時期のセールでも間に合う)ので、衝動買いには至らず。
本当にシンプルなテーブル。
工房に置いてあった材料も、澪工房よりも薄めの材で、あっさりした感じ。
「木」の存在感は、比較的薄いが、飽きがこなくていいかも。

↓青楓社  円山・裏参道近く
http://seifusha.net/

ホームページで見ると、なかなか良さそうなテーブルもあるのだが、お店に展示してたのが少々・・・・・線が細すぎる感じ。

↓北の匠   大谷地の札幌ファニシング内に展示

ベタな名前だが、けっこうモダンなテーブルも作っている。
お店の資料を見て初めて知ったが、知人が作った家具も、このお店で売っていた。
栗山に工場があるとのことで、事前に連絡すれば見せていただけることに・・・。

+ + + + + + + + + + + + + + + + +

当方の希望は

厚さ30~40mmの無垢材(ハルニレ、くるみ、タモなどが好み)
幅はできれば1m(最低でも90cm)で長さ2mくらい(最低でも1.8m)
真四角に整形されているよりも、原木のカタチが残っていたりするものが好み
不整形やちぎり継ぎがしてあるものなども全然OKっていうか、より好き。

という感じで・・・ちょっと好みが一般的ではないかも。

で、色々見て歩いた結果、どうやら、テーブルだけで、安いものでも20万円くらいはするんだなぁ・・・これが。
少し良い材だと、あっという間に30万、40万円の世界。

家本体がどうなるかで、 買えるテーブルのグレードも変わってきそうな感じ。

今しばらくは目の保養、見る目を養う期間ということでしょう。

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繊維ありなし粘土の焼結試験

第42回 繊維ありなし粘土の焼結試験

乾かしている最中に、繊維入りの粘土の供試体はすでにばりばりにヒビが入っていることを報告済みですが、一応、焼いてみました。

結果は・・・・意外なことに、ほとんどヒビの入っていないかった繊維なしの供試体が、七輪にいれてまもなく、パンッ!という鋭い音とともに割れてしまいました。

その後も断続的にパリン、パリンと割れていき、ほぼ、粉々な状態に・・・・・・

↓焼いてみた結果
繊維ありなし焼結試験結果


不思議なことに、焼く前からヒビの入ってた繊維入りの供試体は、割れもせずに焼き上がり、意外としっかりしております。

面白いモンですねぇ・・。

外もずいぶんと寒くなってきて、雪が舞い散る中、ベランダでの作業も少々つらくなってきました。

いくつか 「?」 は残っておりますが、基本的事項の確認は済んだので、とりあえずへっついオーブン窯の材料である粘土についての探求は一休みということで・・・。

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薪ストーブは煙突が大事

第41回 薪ストーブは煙突が大事

札幌市内の某薪ストーブ屋さんに行ってきた。

これまで何度か書いているホンマ製作所の薪・ペレット兼用のストーブだが、ホンマ製作所に問い合わせた結果、札幌でも東京でも、現物を見られるところは無いらしい。

紹介されたのは旭川のクリーンマスターという会社。

旭川と札幌だと、高速もあるし、特急だと1時間20分とは言え、130kmほど離れているので、実際に設置をお願いするとなると費用の点も含めて大変そうな気がする。
そこで、札幌のお店で取り扱っていないのか、取り扱えないのかお聞きしに行ったのだが・・・・

薪とペレットの兼用ストーブは、どちらも中途半端になるので取り扱っていませんのよ・・とのことでした。

その件はそこでチョン。

せっかく行ったので、煙突の話を聞きました。

費用としては、薪ストーブと煙突、設置を含めてだいたい100万円くらい、とのアバウトなお話。
薪ストーブが20~40万円と幅があり、煙突も色々なので、それ以上詳しいことは言えないのだそうです。

で、煙突については、掃除のことを考えて設置するように、厳しく言われてしまいました。
変な位置で曲がりを入れると掃除がメチャ大変になるので、例えば、吹き抜けにストーブを設置するのなら、屋根まで一直線に煙突を延ばすのが良いとか。

↓調べてみると、こんな感じ・・・・
煙突設置例

( →ホンマ製作所のHPから転載。
  非常に詳しく解説してあり、勉強になります。)
http://www.honma-seisakusyo.co.jp/entotsu/index.html

この絵を元に、HPから部材価格を拾ってみると・・・・計約21万円ナリ。
ただし、煙突径は下に書いた、ホンマ製作所DR-400のφ106にしてあります。
それに、図にはないダンパーも追加してあります。
煙突見積もり106

煙突径106mmってのは、薪ストーブじゃあ考えられない細さだとは思います。
が、いずれにしても、煙突とはいっても、ストーブ本体と遜色ないほど費用がかかるのことが判りました。
とはいえ、100万円というのは・・・・・・・足場組んだりで、施工も結構お金かかるんですねぇ・・。

※その後、薪ストーブで一般的と考えられるφ150の煙突で単価を拾い直してみたのですが、それでも24万円弱でした。

薪ストーブ屋さんは、煙突で儲けている・・という人もあり・・・・・
↓ 頑固親父の薪ストーブ生活
http://members3.jcom.home.ne.jp/masaki4/

言われるがママに煙突に大枚をはたくのも少々しゃくなところではあります。

とはいえ、火災を起こしては元も子もありませんので、簡単にDIYというのも躊躇するところ。
もうすこし勉強してみましょう。

で、旭川のクリーンマスター。
電話で問い合わせたらDR-400なら展示しているとのこと。

↓DR-400
DR-400

DR-400はちょっと小さいんだよなぁ。

あと話を聞いたら、ホンマ製作所のDRシリーズは今年発売になったばかりなのでまだあまり設置例がないとのこと。
それと、電気を使わないので、ペレットの自動供給装置にも限界があって、1時間半くらいごとにペレットの補給が必要ですよー、と念を押されてしまいました。

さらに、札幌で、本当にペレットストーブ設置するんですか?という心配そうな質問。

近所にペレットの工場がある、とかでなければ、輸送費が結構かかるので、まだまだペレットが高いことを懸念しての質問のようでした。
なんでも、北見市のように地域産業振興のために、ペレットストーブ購入費用の半額を補助しているとかの優遇策が、道東方面では色々とあるので、そちらでは設置例は多いそうですが・・。
うらやましい限り・・・・・・。

とはいえ、化石燃料の先行きもはっきりしない上に、バイオマス燃料の普及・振興は政策的に進められているし、エコな気分も味わえ、さらには、そもそも、もともと主暖房給湯設備は別に設置する予定であり、まきやペレットは半分趣味みたいなものでもあるし・・・というようなことを話しました。

で、事前に連絡すれば休日でもストーブを見学させてもらえることになりました。

施工に関しては、旭川から施工に行くこともできるけれども、マニュアルなどもあるので、一般の工務店等でも可能。
住宅本体の施工に合わせてできるのではないでしょうかとのことでした。
良心的ですねぇ。

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オール電化との比較・・・・にならん

第40回 オール電化との比較・・・・にならん

エコジョーズ(高効率ガス給湯・暖房器)  と
エコキュート(ガス発電廃熱利用型給湯・暖房器)

の話を聞きに、北ガスのショールームに行ったことは以前に紹介したが、そこで、オール電化よりもランニングコストが安くなるんですよー、という説明を受けた。
※第34回 「エコジョーズとエコウィル」参照
  ガス系(ジョーズとウィル)が年間24~25万円なのに比べ、オール電化は31万円、灯油も
  31万円(リッター75円で)という試算結果でした。


オール電化にすると光熱費がぐっと安くなるよー、と知人からも聞いていたので、あれれ?という感じ。

で、北電のショールームに行って、聞いてきた。

のだが・・・・・・カタい!カタいよっ、ほくでんさーん!

”こちらでは、住宅の設計等がきちんと決まらないと試算はできません”
とか言われちゃいました。

おまけに
”通常、工務店や設計事務所からの依頼で試算等をしておりますので、施主からの問い合わせにお答えすると、色々と混乱の原因にもなりますので・・・”
とのことでした。

詳しいことが決まっていなくとも、大まかな条件で、
”ウチの方がお得デーす!”と宣言してしまうガス会社とのスタンスの違いは、
天下の大企業(北海道内では)の、ほくでんと、ディフェンディングチャンピオンを追う、ハングリーな北ガスの、立場の違いか?

それでも食い下がって、北ガスで頂いた試算表の、電気部分の条件が、大むね妥当なものなのかどうかを見てもらった。

結果はは、それほどおかしくはない。

給湯はドリーム8(7kVA)・・・7kVAは少し大きめかなぁ・・・?
  →夜間電力料金。夜間の8時間(パターンはいくつかあり)の料金が昼間の約1/4に。

暖房はホットタイム22L
  →1日のうち22時間電気を使う。皆さん電気を使うピークの時間帯にカットするので、電力会社としては助かる分お安くしますよ・・という契約。2時間カットとは言っても、16時30分から20時30分までの4時間の中で、15分間隔でカットと通電を繰り返すパターンもあるそうなので、2時間暖房が切れて、凍えるちゃう・・といっったことは無いようです。

↓こんなイメージ
ホットタイム22L


でも、色々と聞いてみると、どんな機器を使うかで最適の料金体系も違うのだそうです。
例えば、電気蓄熱暖房機。
これって、電気式ペチカなんですねぇ。

↓これって電気式ペチカじゃん!
電気蓄熱暖房機


夜間電力でレンガ(!)を暖めて、その熱で暖房するということで、その場合は暖房であっても、ドリーム8(夜間料金)でお得になるそうです。
ただし、暖房機はデカイです。

電気ボイラー暖房とか、暖房給湯一体型ヒーターとかオイルパネルヒーターとか、電気パネルヒーターとか電気床暖とか暖冷エアコン・・・電気系の暖房は色々あって、複雑。
うーーー。

オイルパネルとか、電気パネルヒーターは、配管不要で、コンセントがあれば設置可能。
(ただしオイルパネルは200V電気配線が必要)ということは判った。

しかし、経済性は・・・・結局よく判りませんでした。

パンフレットに載っているオール電化済みのユーザーアンケート結果でも、良かった点としてあげられている第一番目は「火を使わないから安心」で、「経済的」は3番目。

Q&Aでも
Q:「オール電化だと、月々の電気料金がチョット心配」
A:「オール電化にすると、ガス代や灯油代がなくなり、基本料金が一本化されます。お使いになる電化機器の種類に合わせて、豊富な料金メニューが家計をサポートします」
としか書かれていない。

なんだか、まだ、よくわからんぞ。

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繊維入り粘土・・・その後

第39回 繊維入り粘土・・・その後

シュロ繊維を混ぜた粘土と混ぜない粘土で同じカタチの供試体を作ってみたのが一週間前。
一週間の乾燥を経たところ・・・・・・

ああっつ!繊維入りの方にだけ、ばりばりヒビが入ってやがる!

↓左が繊維入り
繊維ありなし供試体乾燥後比較


何でやねん!

同じ用に作ったつもりなんだけどなぁ。

繊維が水分を吸ってしまうからだろうか?
繊維を混ぜてから、もう少し粘土を寝かせておいたら良いのだろうか?

うーん、試行錯誤は続く・・・・・

今日は激寒の上に、風邪引いて体調よろしくないので、焼結試験その3は延期ということで・・・。

こちらもヒビだらけ・・・・

↓妻の作品
妻の作品 乾燥後はひびだらけ

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駐車スペースはRC構造に決定

第38回 駐車スペースはRC構造に決定

8月から、どうするか検討を続けていた駐車スペースについて、3時間の議論の末に、RC構造にすることに決定しました。

道路からの高低差が3m以上あり、かなり土木工事的な要素もあることや、宅地造成規制区域であるため、工法によっては別途申請や審査が必要となる可能性があることなどから、お知恵をお借りするために設計事務所の方が施工業者の方を呼んでくれました。

おかげで、当方2+1(戦力外。早く帰ろうよーといって足を引っ張る)名、設計事務所1名、施工業者2名の計6人(うち、一人は足を引っ張る・・・くどい)で3時間、あーでもないこーでもないと専門的かつ具体的な施工法、構造、概算金額などを含めて濃い議論と検討をすることができました。

これまでの打ち合わせの中で、RC造はかなり高いと聞いていたので、実は、知人に鉄骨構造だとどうなるか相談して、こんな資料まで作ってもらっていたのですが・・・・

↓こんな資料。他にもっとある。
鉄骨駐車場K商事


結局、これらはお蔵入りに・・・・・・
本当に申し訳ないっす。 m(_ _)m

さて、検討の概要だが・・・・

宅地造成規制区域関係の申請をまともにやろうとすると、測量や図面作成等で数十万はかかるのではないかとのお話。

当方から提案していた既製品のコンクリート製よう壁を設置して背面に埋め戻し+盛土するという案は、可能なことは可能だが、実は大型よう壁は、想像以上に値段が高く、さらに、かなり重いので設置作業には大型重機が必要。
作業のために道路を全面通行止めにする必要があるが、終日全面通行止めの許可はおそらく無理であり、小分けに作業することになる。で、もともと高い重機の賃料がさらにかさみ、RC造とほとんど変わらないか、かえって高くつきそうなことが判った。

実は、現場打ちのRCよう壁はたぶん、既製品のよう壁を設置するよりも少し安くあがりそう(それでも500万円くらい)なのだが、よう壁の高さが高いので宅地造成規制区域関係の申請(数十万円)が追加で必要。

では、鉄骨構造はどうかというと、こちらも、本体そのものよりも、基礎をきちんと入れるための仮設や重機に費用がかさみ、屋根をかけない構造にしても、500万円以上かかる見通し。

H型鋼を立て込んで、PC版を土留め矢板にするタイプのよう壁にしても、宅地造成規制区域関係の申請は必要だし、永久構造物としての許可を得るためには、かなりがっちり作る必要があるとのことで、おそらく安くはならない。

で、結局、居住のためのRC構造の箱(言わば、小型の家)の壁面の一部が斜面に食い込んでいる、という構造であれば宅地造成規制区域の申請が必要な行為には該当しないし、鉄骨やよう壁の場合には出来なかった、内部を居住空間にすることが可能となり、床面積比では結局、一番お得だろうという結論に。

↓RC構造の駐車スペースのイメージ
RC構造駐車スペースに決定


あーーーーーー疲れた。


あまり細かく仕切らずに、共用空間を広々と使いたい、というのが我々の希望。
だから、RCボックスの離れみたいな駐車場下居住空間はあまり嬉しくない。

次の課題は、このコンクリートの箱の空間に、木造の家本体をどう絡ませるか。
この箱をどう使っていくか。

プランニングは、やーっと次の段階へ。

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TOTOラフィアは思ったよりも・・・

第37回 TOTOラフィアは思ったよりも・・・

ユニットバスはあまり好きじゃないので、バスタブをポンと置くようなタイプの浴室がいいかなぁ、と思っていた。
(第22回 内風呂はユニットバスじゃなくて・・・参照) 

札幌のショールームには置いていなかった、国産では珍しい置き型の浴槽(追い焚き機能付き)のTOTOラフィアSUEOKIの実物を某ショールームで見てきた。

実物を見た印象・・・・思っていたよりも軽そう。
質感が、なんだか、いかにも硬質プラスチックっていう感じ。もっと重量感があるのかと思っていたが・・・。

それで少し気になったのが、薄いプラスチック(正確にはFRP)だと、お湯が冷めやすいのではないかということ。

自分は、家族が寝静まった後に帰宅して風呂に入ることが多い。
家族が風呂に入ってから、ひどいときには6~7時間後に風呂に入る。
ということで、一般的なユニットバスや、造作のバス(バスタブをタイルや石で覆っているやつ)と比べてお湯の温度の下り方がどう違うのかは気になるポイント。

が、ショールームの人に聞いてもわからなかった。

今年の4月に発売になったばかりで、まだ冬を越していないので具体的なデータがまだ無いとのことである。

うーん。

判ったことは、オプションの追い焚きユニットを付けたタイプの方が良く売れていることと、寒冷地も含めて全国で売れていること。

ちなみに、同じショールームにあった、浴室リフォームを提案する展示コーナーで聞いたら、旧式のユニットバスだと、ふたをしない場合、6時間で7度ほどお湯の温度が下がるものを、最新の断熱型浴槽にリフォームすると、6時間で2度の低下で済むんですよ~、とのことだった。
ちなみに室温は10度の条件。

が、よーくよく聞くと、新型浴槽はふたをする条件の値だとのこと。
露骨だわねぇ、、

実際にショールームで見て、造作タイプの風呂でも良いという気になったんだけど、コストを考えると置き型浴槽だろうなぁ。

↓造作風呂のイメージ
造作風呂

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焼結試験 その2

第36回 焼結試験その2 

↓先週末作って、乾燥させておいた作品を焼いてみる
乾燥した作品を焼いてみる


↓で、焼き上がりは・・・・
乾燥作品焼き上がり


残念ながら、やっぱり、ひびが入りました。
で、この後、水を入れてみたら割れちゃいました。
うーん。ダメかぁ・・・・。

つぎに、補強のために繊維を練り込んだ場合の試験をば・・

↓まず、シュロ縄をほどいて・・・・
シュロ縄をばらす


↓ねりねりした粘土に練り込みます
粘土にシュロ繊維を練り込む


↓外見では、繊維が入っているのはよく判らない
シュロ繊維を練り込んだ粘土


↓左は繊維入り、右は繊維なし
シュロ有無の比較試験供試体


これを、一週間くらい乾燥させて焼いてみましょう。
さてさて、繊維のありなしで、焼き上がりが違うかな?

繊維を入れた粘土で試し焼きしてみました。

水を少し多めにして柔らか目に練ったので、焼いたらビシバシとヒビが入ってしまいました。

↓で、こちらも水をいれたら割れてしまいました。
割れた繊維入り試作品


↓断面には、シュロ繊維の痕跡のようなものはありますが、割れるのに抵抗するような繊維は、ありません。
割れた断面


3回前に書いたとおり、焼いている時に繊維も燃えちゃって、焼結後の強度は期待できないようですね。

これらの試験から考えて、実際に窯を作るときは、無秩序な割れを防ぐために、割れを誘発するための目地を最初からセットして置けば良いように思える。
まず最初に、粘土をレンガ状に固め、それを積み重ねて窯を作るというのはどうだろうか。
深刻な割れは、レンガとレンガの間の部分に起こさせる。

で、繊維はあんまり効かないみたいなので、単純なレンガ型の組み合わせにするんなら、繊維添加は不要かな?

↓調子にのってシリーズその2 妻の作品
 妻の作品

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エコジョーズ補足

第35回 エコジョーズ補足

戸建用の機器は一機種しかないエコジョーズでも、バーゲンとかやるみたい。

↓なんと、55%OFF!近々、新機種がでるとか?
エコジョーズバーゲン


豆知識

給湯器の規格で「××号」というのがあって、カタログなんか見てもよくわからなかっったのですが、家庭用給湯器だと(たぶん、北海道内の場合)16号と24号がほとんどで、21号とか19号なんていう半端なサイズ(能力)のものは無いそうです。

で、16号は、シャワーを使っている最中に台所でお湯を使うと、水圧が弱くなったりする感じ。
独り住まいとか、せいぜい夫婦二人向けかな。

一般家庭であれば、通常は24号という規格(能力)の給湯機を設置するとのことでした。

もう一つ。

給湯・暖房機のばあい、バーナーは給湯用と暖房用の2つあるそうです。
定常的な給湯能力を求められる暖房と、瞬発力と最大能力を求められる給湯では運転パターンや要求仕様が全くことなるので、それぞれに効率や性能を追求すると分けざるを得ないということでしょうね、きっと。

へーっ、て思ったので書いてみました。

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エコジョーズとエコウィル

第34回 エコジョーズとエコウィル

さて、札幌ファクトリーの北ガスのショールーム「サガテック」に行ってきました。

結論としては
ガスを採用するのなら、我家はエコジョーズ
ということになりました。


ところで、覚えてますか?

エコジョーズ ==>  高効率ガス給湯器     
エコウィル  ==>  発電廃熱利用型ガス給湯機
エコフィール ==>  高効率石油給湯器        
エコキュート ==>  夜間電力活用型電動ヒートポンプ式給湯器


根ほり葉ほり聞いて、初めて気が付いた点も色々ありました。
単に私が不注意なのかもしれませんが・・・。

実は、エコジョーズもエコウィルも、北海道向けの戸建て用は1機種のみ。選択の余地がありません。

よって値段の幅も、ほぼナシ。
ウェブ上でも多数安売りされているエコジョーズ機器は、北海道仕様では無いようです。

エコウィル・・・ 定価84万2940円(リモコンセット。税込み)

エコジョーズ・・・定価47万3970千円(台所・風呂標準リモコン付き。税込み)

で、実はエコジョーズは屋内設置だそうです。
(無理矢理屋外設置もできないこともなさそうでしたが、ショールームのスタッフは、最後まで「出来る」とは言ってくれませんでした。)

実際に運転(作動)音を聞かせてもらえましたが、確かに、それほどうるさいわけではなさそうです。
が、これが草木も眠る丑三つ時だったら・・・・家族が寝静まった深夜に帰宅することの多い小生としては、すこし気になるところです。

で、実はエコウィルも、発電ユニットは屋外ですが、給湯・暖房・貯湯ユニットは屋内設置なのでした。
タンク容量150リットルなので、タンク容量370リットルのエコキュート等と比べると小型ではあります。
カタログ値は 幅40cm×奥行70cm×高さ2m

ガス式なのに、何でこんなでかい貯湯タンクが要るのか、手を変え品を変え、何度も質問したのですが、最後まですっきりした説明はありませんでした。

でも、一生懸命説明してくれたは○○○さん、かわいかったので許します。

後からカタログを眺めながら私が思ったのは、発電ユニットの能力の制限により、発電ユニットの排熱を再利用する給湯ユニットの能力がそれ程大きくなく、風呂+炊事なんていうような、一気に大量にお湯をつかうよう要求にオンタイムでは対応できないのではないでしょうかねぇ。

エコウィルのカタログ上の排熱出力は2.8kw。
これに対してエコジョーズの給湯能力は41.86kw。
圧倒的な差ですね。
エコジョーズは瞬発力があるから、事前にお湯を貯めて置かなくても良いということでしょうか。
※エコウィルにも通常のガス給湯暖房機と同程度(24号相当)の補助熱源機が付いているので、湯切れの心配はないそうです。

エコウィルは、内蔵コンピュータが、機器が設置された家庭の電気やお湯を使うタイミングを学習してを作動する使う時間を自動制御するそうです。
ですから、基本的に安い夜間電力を使って夜中に運転してお湯を貯めておく電気温水器とは作動パターンは異なるんでしょうね。

で、エコウィルの発電能力ですが、定格出力1kw。
ガスを絞って0.5kw発電、などは出来ない。
※これまた蛇足ながら、発電機部分はHONDA製でした。

1kwっていうのは、照明+冷蔵庫+パソコン+テレビくらいのイメージのようです。
ということで、やはり、パソコンもテレビも照明も使わず、主婦が独りで洗い物をするような時間帯は、1kw発電しても電気が余っちゃうので、発電せずに=作動せずに、貯めておいたお湯で給湯する、ということなのでしょう。


で、冒頭の結論の決め手となったのがランニングコストの試算

エコジョーズ   年間約25万円強
エコウィル    年間約24万円弱


条件は40坪の高断熱住宅に3人家族。
風呂は毎日。照明は蛍光灯中心でテレビはブラウン管で毎日8時間視聴、暖房は7~23時などの平均パターンを想定。
(我が家とは微妙に違うけど・・・)

↓このパターンでのエコウィルでの発電量
エコウィル発電量

夏の間はあまり発電してませんねぇ
(ちなみに、一般的に、エコウィルの場合は、使用電気量の4~5割をエコウィル発電でまかなえるらしい)

台所もガス台使用で、それぞれに最もお得なガス料金を採用
    ↓
・ウィルは家庭用コジェネ契約で40立米まで立米あたり106円強。
・ジョーズはゆーぬっく24ネオで30立米まで立米あたり114円弱。
・一般契約は18立米まで196円弱
 うーん、圧倒的に安いですね。
 穿った見方をすれば、オール電化や灯油に対抗できる競争力をもった価格を設定しているようにも見えます。

で、ランニングコストはウィルとジョーズでほとんど変わりませんね

そのくせ、初期投資が40万円近く違う。
(当然、システムが複雑なエコウィルの方が高い)

以前書いたように、値段の高いエコウィルには手厚い補助がある(エコジョーズにも少ないながらも補助はある)のですが、
来年度の具体的金額はまだはっきりしていません。
H19年度の実績は15万円ですが、徐々に引き下げられる傾向にあるとか。

これらから総合的に考えると・・・・○ら○○さんも、お客様の場合はエコウィルはちょっと・・・エコジョーズの方が適しているかもしれません、との話でした。

ちなみに、オール電化や灯油セントラルとランニングコストを比較すると・・・・

灯油セントラル・・年間約31万円強
オール電化・・・・年間約31万円強

灯油をリッター75円弱、電気料金は60A従量A
オール電化を給湯:ドリーム8,暖房:ホットタイム22L

オール電化にすると光熱費、安くなるよ~って聞いたけど・・・逆じゃん。条件設定のマジックか????

電気サイドの言い分も聞かねば。
今度は、北電のショールームに行ってみよう。

↓なぜか靴の脱臭材をくれた。火力発電所の廃棄物再利用品か?
北ガスノベルティ

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粘土の焼結試験

第33回 粘土の焼結試験

前回予告の通り、先週、某所から採取してきた粘土の焼結試験をしました。

↓これが、粘土
採取してきた粘土


これを、ボールに入れて少量の水を加えつつ練り、練り、練り、練り・・・・

↓ねりねり
粘土をこねこね


最初はポロポロした土の塊だったものが、水を少し加えてネリネリしていると、次第に、なめらかになって、まるで陶土のように変化してきます。

↓○と□を作ってみました
テストピース


↓七輪に投入
七輪で焼結


面白いので、娘も呼んでみました。

↓娘の作品
蛇足 娘の作品



ねりねりしながら思ったこと。

何かのカタチにしようと小細工をすると、けっこうヒビが入る。

これを防ごうとして、どんどん水を加えて練ると、やわやわになって、たしかにヒビは出づらくなる。

が、今度は焼いたときに、ヒビが入る。

どうも、表面側から先に水分が飛んでいって縮むためにヒビが入るようで、全体に熱が回って中心部分からも水分が飛ぶとヒビ割れの幅が狭くなるように見える。

ということは、全体の水分が少ないと焼いたときのヒビは少なくて済むのではないだろうか・・・・・

と、そこで、ははぁ、それで粘土にワラとか古畳をざく切りにしたモノなんかを加えるのか・・と、思い至った。

水をあまり加えなくとも、ひびが入りづらいように、と。

粘土で窯を作って、その後、火を入れたら粘土に混ぜたワラなんて炭化して強度もへったくれもないじゃろが?と思ってたのだが、あれは火を入れる前のひび割れ防ぐためなんだねぇ、きっと。
だから、火入れした後は燃えて、炭化しちゃっても構わないということか。

↓焼き上がり
焼き上がり


かなり軽くなっていて、ちょっと意外。
これでレンガも焼けそうな感じ。
もちろん、水に入れてもダイジョーブ!

でも、素焼きの土器みたいなんだけど、窯って、こんな材料で良いのかねぇ?

↓焼いても意外と縮まない・・・
ビフォーアフター


山から適当に掘ってきた土で、こんなに簡単に(似非?)焼き物ができるなんて、ちょっとオドロキ。

野焼きの縄文土器って、こんな感じだったのかな?

↓調子に乗って、こんなモノも作ってみました。
蛇足作品


さすがにこれは、サイズがでかいので、このまま焼いたら割れちゃいそうだから、しばらく乾燥させて水分を飛ばしてから焼いてみます。

へっついオーブン(窯)の材料を探していたのに、なんだか、新しい世界が開けそうです。

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