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8回の転居の末に家を建てる

さすらいの転勤生活を経て、とうとう居場所入手へ。 露天風呂・ペレットストーブ・かまど・土間・焚火炉・珪藻土壁・無垢床・アウトドアリビングなどの妄想を小さな予算に押し込む一部手作りの挑戦の記録!

なんとか珪藻土塗りが完了

第187回 なんとか珪藻土塗りが完了

はあ、疲れたぁ・・・・・

結局夫婦二人で塗りました。
一階の壁、約50平米。

下地処理丸一日。
珪藻土塗りまるまる2日。

実際には階段周りや階段した物置など、2日間で塗りきれなかった箇所がありました。

時間に追われてやると、思った以上にタイヘーン。

何とか仕上げ・・なんて全然意識する間もなく、とにかくこなすので精一杯でした。

珪藻土ネリネリ
我が家で採用したのは、サメジマのリターナブルパウダー。
妻がこだわった稚内産の珪藻土を使用しているのですが、結構高くて(一袋、8kg=6.6平米塗りで2万円)あきらめていたのが、アウトレットで4割引になっているのを発見して購入したものです。

購入先は楽天市場の「珪藻堂」

珪藻土に付いてきた施工マニュアルに従い、一袋あたり9リットルの水をキッチリ測って入れ、Aさんから借りた(大感謝)攪拌機で5分間練り練り練り・・・・。

結構疲れます。

普通のバケツだと小さすぎるのでホームセンターで農作業用の大型バケツを買ってきました。

最初はバフバフしたダマ状になりますが、練っていくウチに程度なペースト状になります。
最初はダマっぽい  練っているウチになめらかに

でも、指定の水量では素人には少し柔すぎるかも。
マニュアルにも書いてある通り、最初は少し=0.5リットルくらい?水を少なめにする方が施工性が良いかもしれません。

我々は、コツが掴めるまで、ずいぶんぼたぼたと落とす?垂らす?してしまいました。

先達は皆さん言っておられますが、養生が大切です。
大変面倒で、ついつい実際に珪藻土を塗る方にいっちゃいますが、
養生は大切です。
養生次第で仕上げの見栄えがずいぶん違うというのは本当です。

珪藻土塗り
250円で作った左官板が大活躍です。

↓お約束の手形も、しっかりと付けました。
お約束の手形
ポチポチ見えるのは貝殻です。

↓間に合いそうもないので、電気をつけて夜間作業です。
残業中

やはり、最初はぎこちなく、だんだん上手くなっていくなぁと言うのが実感です。
↓こんな感じに仕上がりました。
仕上がり状況1  仕上がり状況2
これは、後半戦で塗った壁なので較的キレイに仕上がってます。

施工前と後を比較すると効果は歴ぜーん。
下地処理完了2  →  階段周りの珪藻土

出角、入り角用のコテは、有ると無いとでは仕上がりが大違いです。
少し大きめの100円ショップなら、出角コテも入り角コテも置いてありますので、是非、揃えると良いと思います。

最後の反省。
珪藻土が余ってしまった。

たぶん、最初の方に塗った壁は指定の2mmよりもずいぶん薄かったような気がする。
でも、もう塗り直す気力は当分湧いてこないので、とりあえずこのまま。

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いよいよ珪藻土塗り・・・まずは下地処理から

第180回 いよいよ珪藻土塗り・・・まずは下地処理から

とうとう珪藻土を塗ることになった。

我が家では、コスト縮減のため、プライベートスペースの1階は、自ら珪藻土を塗ることにしたのだ。
とは言っても、本職の大工さんや設備屋さんなどの作業があるので自分の好きなタイミングで好きな時に塗れるわけではない。

窓下の温水ラジエーター(放熱器)は、壁塗りが終わってからじゃないと設置できないし、一方、幅木が付かないと、珪藻土は塗れない。

ということで、現場責任者のA氏からGOサインが出たのが先週。
土曜日は本職の職人の皆さんが作業をしているので、作業日は日曜日だけということになった。

で、本日はその第一日目。
思った以上に時間がかかって、今回は下処理だけで日が暮れてしまった。

そもそも下処理とは何かというと、壁の下地材のプラスターボード=石膏ボードの継目や、ビス孔なんかをキレイに整えて表面を平滑にすることを言う。
これを、手を抜かずにしっかりとやることが、綺麗な仕上がりのコツなのだそうだ。

しかし、これれまでの経験が無い作業なので、どんな感じに仕上げれば良いのか取り扱い説明書の文章を参考にしたのだが、最初は感じが掴めずに大分苦労しました。

楽天市場(珪藻堂)で注文した珪藻土と下処理パテ。
下地処理の材料
材料の珪藻土は、サメジマコーポレーションのリターナブルパウダー。
妻よると、珪藻土は国内各地で産出するが、孔のサイズなどで稚内産のものが最高なのだそうだ。

楽天市場のアウトレットで、B級品を4割引で入手。
それでも、。珪藻土だけで10万円以上となってしまった。
自力で塗る予定の面積はざっと計算すると50平方メートル。

素人にはかなりの広さだと思う。

壁塗り開始日は、午前八時前には建築現場に到着。

すでに、玄関と風呂の防水工事をする左官屋さんと、階段の作りつけ本棚の詳細設計をしに現場責任者のAさんが、来てました。

まずは、珪藻土を塗る前に下地処理。
攪拌前

水に下処理用パテを投入して、攪拌、攪拌、攪拌、攪拌・・・・・・

攪拌作業

攪拌の様子

攪拌の機械はAさんにお借りしました。
借りて本当にヨカッタ!
説明書に5分以上攪拌することと書いてありますが、これが結構長いのです。

最近は、電動ドリルの先に取り付ける攪拌棒(正式名?)もわりと安く売ってますが、この粘性と攪拌時間では、もしかすると素人仕様の電動ドライバーなどではオーバーヒートかもしれません。

難しいと言われる天井は塗りません。
下処理作業中

出角と入り角は面倒です。
幅広ファイバーテープを貼り付けて、パテを塗ります。
↓入り角の下処理。
入り角の下地処理
↓仕上がり具合はこんな感じ。
下地処理完完了1
塗ったパテが乾けばさらに目立たなくなる。

↓構造が立体的な階段部分。
下地処理完了2

階段周辺は大した面積があるわではないが、構造が入り組んでいるのでやたらと手間がかかる。

今回、この辺りの下処理が残ってしまった。

次回はたぶん、次の週末。
今度こそ、珪藻土を塗ったというご報告をしたい。

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DIY 手始めに左官板から

第171回 DIY 手始めに左官板から

家の工事の方は、大工工事も終盤にさしかかってきた。
一部、設備工事も始まり、いよいよ、本格的にDIY=コスト減分を自分でどうにかする=に着手すべき時期となってきた。

暖房設備工事との兼ね合いで、とにかく迅速な施工が求められているのが「珪藻土塗り」。
一階はプライベート空間なので、仕上げには少々目をつぶることが出来るので、壁の珪藻土塗りを自分たちでやることにしたのだが、設備屋さんが温水ラジエーターを設置するためには壁の珪藻土を塗り終わっている必要があるのだ。

ということで、7月末から珪藻土塗りに突入する予定。

珪藻土はすでに発注済み。
(使いたかったが、あまりの値段の高さに二の足を踏んでいた高級珪藻土が、某オンラインショップで40%オフでアウトレット販売していたのを発見し、寝ていた妻を起こして相談し(笑)、急遽購入。)

あとは道具類の調達。
攪拌機は建築工事を請け負ってもらっているAさんが貸してくれることになった。
感謝。
↓これが攪拌機。珪藻土混ぜに必須です。2万円以上します。
珪藻土まぜ

「コテ」も仕上がりに大きく影響する道具なので、しっかりしたモノを揃えたい。

で、自作で少しでも節約できそうなのは・・・・・

↓これです。
子供も珪藻土塗り

左手に持っている、珪藻土を載せる板。
コテ板とか左官板、手板などと呼ぶようです。

買うと2千円以上します。
妻と一緒に作業することを考えると、2つは必要なので、5千円近くすることになります。

で、作ってみました。

小が35cm×40cm  妻と子供用です。
大が45cm×50cm  自分用

左官板

握りに丸みをつけていることと、腕が当たる部分の木材をえぐって、持ちやすくしているのがポイントです。

材料費 ベニヤ板だけ 250円
後は、現場に転がっていた端材。

さて、これで約50平方メートルの壁が本当に塗れるのでしょうか?

数週間後の報告をご期待下さい。

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珪藻土塗りの体験

第87回 珪藻土塗りの体験

塗ってきました、珪藻土。
コスト減のために、プライベートスペースである一階の壁は自分たちで塗ることにしたので真剣です。

↓妻がウェブで見つけてきた体験会。

http://www.samejima.co.jp/index.php

色々と話しも聞けて、参考になりました。
何よりも、素人でもそこそこに壁塗りできるもんだ、ということが実感できたのが最大の収穫。

日本には30社くらいの珪藻土壁塗材メーカーがあるそうです。
珪藻土そのものは、珪藻(植物性プランクトン)が長年かけて海底や湖底にたまったモノが化石化したもので国内各地で案出されるのだそうです。

↓これが珪藻土の原料。
珪藻土の材料

基本的には、この石を粉々に砕くと、それが珪藻土の塗り壁材。
ただし、それだけだと塗っても壁に張り付かないし、ちゃんと固まらないので色々と混ぜモノをします。
そこがいろんなメーカーがあるゆえんで、各社のノウハウがあるようです。

今回、壁塗り体験に参加したところの珪藻土は、樹脂やセメントを一切使用せず、配合された粘土の粘着力だけで保たせているそうです。
バーナーで焼いても、焦げるだけで変な臭いも一切ありませんでした。
その分、他社製品にくらべてはがれや欠けがおきやすく、強度は少し劣るとのことです。

それと、珪藻土も産出地によって性状が違うとのこと。
このメーカーでは北海道産の珪藻土を使用。
北海道産の珪藻土は微細な穴のサイズが、ちょうど、吸湿放湿に最適なのだそうです。

さて、まず施工の第一段階は、下地処理。
実際の壁塗り作業以上に時間を喰い、さらには、塗り作業よりも仕上げに影響するという説明でした。
とにかく、しっかりと下地処理をすること!

ビスや釘の頭はパテでカバーし、下地材(石膏ボード)の継目には網目テープ(正式名称忘れた)を貼ってその上からパテ塗り。

↓下地処理
壁塗り前の下地処理


パテは一日程度で乾くので、翌日から珪藻土を塗ること。

珪藻土は、バケツで水と、充ーーーーー分に混ぜること。
↓混ぜ方にも細かいノウハウが・・・・・・・
珪藻土まぜ

↓講師の方のお手本
珪藻土塗りのお手本

↓子供部屋は自分で塗ってもらおうかな
子供も珪藻土塗り

↓塗り広げます
珪藻土を塗り広げます

↓これは櫛目仕上げ・・・・色々な仕上げ方を教わりました
櫛目仕上げ


この珪藻土は自然素材のみなので、硬くなってきたら霧吹きで水を吸わせるとまた柔らかくなって、表面処理などがしやすくなり、素人には扱いやすそうです。

標準施工厚は2mmなのだそうです。
が、素人にいきなり2mmで塗れ!といっても、それは ムリ

実際にやってみて、2mmって意外と厚いことに少しびっくりしました。
素人の場合は大体のひとが、薄めになってしまうそうです。

ちなみに、2mmはあくまで目安なので、それ以上に厚く塗ってもかまいません。
が、ひび割れやはがれが起きやすくなるそうです。

また、珪藻土にワラ等を混ぜて塗るのも全然オッケー、とのことでした。

養生(マスキング)は、塗り厚が2mmなのを考慮して、床などは壁から2mm離してテープを貼るそうです。
また、養生テープは、壁が乾く前に、一面塗りおえたらすぐにはがすこと。
乾いてからだと、テープといっしょにポロポロと壁もはがれてしまう・・ことがある、そうです。

乾燥は大体2日がめど。
あまり時間がかかると、希にカビることがあるそうです。
カビた場合は、カビキラー!

さて、気になるお値段。

下地処理用のパテ  1袋で5kg入り=約40平方米 ¥5,000-
網目テープ   1本150m=約100平方米      ¥2,500-
珪藻土(リターナブルパウダー) 
               1袋で8kg入り=約6.6平方米 ¥13,200-

一階の施工面積(壁面積)は目分量でだいたい100平米強程度なので
 
             5000円×3+2500円+13,200円×16=¥228,700-

施工にはコテだとかの道具が必要だが、これは上記会社でレンタルもしていて、基本セットが2泊3日で¥2,100-。一日延長で¥525-。
↓レンタルセット
壁塗り道具


大体23万円くらいはかかるということか・・・。

自分でやっても、意外と高いもんなのね。

ネットで探せばもっと安い珪藻土ってありそうだけど、品質がわからんしなぁ。

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