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8回の転居の末に家を建てる

さすらいの転勤生活を経て、とうとう居場所入手へ。 露天風呂・ペレットストーブ・かまど・土間・焚火炉・珪藻土壁・無垢床・アウトドアリビングなどの妄想を小さな予算に押し込む一部手作りの挑戦の記録!

オール電化・・・には、し・な・い?

第31回 オール電化・・・・には、し・な・い ? 

オール電化にすると光熱費が安くなる!
と、知人から言われました。

しかーし、妻が「料理はガス!」と言い張っているので、オール電化は却下です。

>北海道電力の発表では、平成18年度4~7月の道内での導入件数は全年同期の実に2.8倍に達している

と言われようと、

>オール電化住宅の光熱費は、一戸建て4LDK(四人家族)で、灯油セントラル給湯暖房機とガス厨房とを用いた場合よりも、年間3万4千から7万円程度割安になると、北海道電力では試算しています。しかも、この試算は、灯油価格を1リットル75円で計算しているため、格差はより広がっていると思われます。

なんて分析されようとも、IHはイヤー!だそうです。

料理をガスで(火で)やりたい、ということの他に・・・・・

妻の実家では以前は電気温水器を設置していたのですが、何度か湯切れがあり水シャワーを浴びねばならなかったという経験があるそうです。
今では、機器や制御の進歩でそんなことは起こらないのかもしれませんが。

実家では、リフォームを機に、電気温水器を廃止し、灯油ボイラーにしちゃいました。

でもやっぱり気になるオール電化。
ちゃんと比較してみたい気もする・・・

↓秋の夕暮れ
秋の夕暮れ1


↓秋の夕暮れ
秋の夕暮れ2


来年の今頃は、露天風呂からこの景色を眺めることができるだろうか・・・・・

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エコキュート ごめんん

第27回 エコキュート ごめんん

タイトルから謝っております。

ごめんなさい。

間違ってました。

私が悪うございました。

前回、エコキュートは暖房には使えないので別途、参謀機器を用意せねばならん・・・という主旨のことを書きましたが、間違ってました。

全部が全部ではありませんが、少なくとも、前回紹介した北電&サンヨーの寒冷地向け150万円マシンは暖房も可です。

↓ソース・・・三洋電器のウェブサイト
http://www.e-life-sanyo.com/products/shp/SHP-TCCH37F-GK_F/index.html

お詫びに写真載せちゃいます。
↓これが業界初の-25度対応のエコキュート
  暖房3系統(それぞれにパネルヒーター3台まで)と床暖房接続が可能だそうです。
三洋エコキュート


とはいえ、値段が高いのは事実。
補助金が45000円出ても、それだけじゃあ、ガス給湯とか石油給湯にはかないませんね。

あとは、ガスや灯油と比べてランニングコストがどれくらい違うのか・・・
家族構成とか生活パターンなんかでずいぶんと変わるんだろうから、モデルケースで年間××万円お得!・・・ってやつも、今ひとつ説得力ないしねぇ。

そうそう、蛇足で、もう一つ

「エコフィール」ってものがあることが判りました。

従来型の石油給湯器で捨てられていた廃熱を利用してあらかじめ水を暖めてからお湯を沸かすという、高効率石油給湯器のことだそうです。
従来は83%だった熱効率を95%まで引き上げた!と書いてあります。

システム的にはエコジョーズ(高効率ガス給湯器)と同じですな。

その分、灯油代がお得!

さらに、石油連盟から先着1万名に3万円の支援があるとか。

+ + + +

そこで問題です。

左右で正しい組み合わせを答えよ

エコジョーズ        夜間電力活用型電動ヒートポンプ式給湯器
エコフィール        高効率石油給湯器   
エコウィル         高効率ガス給湯器
エコキュート        発電廃熱利用型ガス給湯機

※右の日本語は私の勝手な命名です。

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暖房・給湯を考える (その2)

第26回 暖房・給湯を考える その2

前回、最近はやりの給湯・暖房システムについてお勉強してみたので、今回は、それぞれ、どれくらいのお金がかかるのか?という点について調べてみた結果を、ご参考までに・・・・。

その前に!

調べていたら、石油コージェネレーションシステムというものにブチ当たりました。
エコウィルはガスで発電して、廃熱で給湯。
ガスを石油に替えると、石油コージェネ。
エネルギー効率は80%位になるので、お得!と(どこかで読んだような・・)書いてありました。

でも、石油連盟のサイトでは全国で設置例がまだ一万件以下(2004年現在・・・古っ!)で、しかも、ホテルとか病院とかショッピングセンターとか・・。一般民家は皆無に近い。
機器が大きすぎるんでしょうかねぇ~。

以上、蛇足でした。


エコジョーズ(高効率ガス給湯器・・勝手に命名)は他2方式に比べて非常にシンプルなシステムなので、機器の値段もぐーんと安く、機器本体は定価で40~50万円で済みます。
特価品だと20万円くらいからあるみたい。
様々なメーカーから機器が出ていて、けっこう選択肢があります。

また、エコジョーズは、国からの補助金対象商品だそうです。
平成19年度の実績は機器分19,000円+特殊工事分5,000円=24,000円。購入価格が9万8400円よりも安い場合は、機器分の補助が受けられないみたいです。また、特殊工事とはドレン配管に係る工事と書いてあります。

エコキュート(発電廃熱利用型ガス給湯器・・・これも勝手に命名)は発電機を内蔵し、お湯もある程度は貯めておくので、サイズは結構大きいし、システム的にも結構複雑です。当然ながら、お値段もそれなりに・・・・
価格(本体+リモコンユニット) 約84万円(税込み)というのが、北ガスのウェブサイトに載ってました。

こちらにも国の「住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業」の一環として補助制度があり、約15万円の補助金(平成19年度)が出ます。

さらに!北海道ガスでは設置後10年間の定期点検と故障時のメンテナンスを無料とするサービスをやっているとのことで、チカラ入ってます、北ガスさん。

しかし、調べてみると恐ろしいことに・・・・・
北海道ガスのエコウィル06年度販売実績は259台。
しかも、その内53台は都市ガスじゃなくてLPG仕様だって。
・・・・・全然普及してないじゃん。

で、ガス会社によると年間で数万円(一説では4~5万円位。当然、家庭や住宅、お湯と電気の使い方で異なる)の電気代節約になるらしい。

さらに、エコウィル対応の割安なガス料金プランがあります。


で、エコキュート・・・・・・暖房が出来ないんじゃあ、論外って感じですが、一応調べました。
 北電と三洋電機が共同開発した寒冷地向けエコキュートシステム(平成19年6月1日より発売開始)が、な、な、何と税込み約150万円。高っかー!
これも、国の補助金がでるそうです。
H19実績で45,000円(家庭用システム)。

これに暖房システムを追加したら一体いくらになるんだ!?というような額ですね。

ここで、エコジョーズとエコウィルを比較!
費用 = 機器価格 -  補助金 - 電気代軽減 + メンテ費用
ジョーズ 25万円 - 4.5万円 - 0 - ?
ウィル  84万円 - 15万円 - 5万円/年×10年間+ゼロ

耐用年数を10年間と仮定すると・・・・・・
 25万円-4.5万円+メンテ費用 =20.5万円+α
84万円-15万円-5万円×10年=19万円

プラス、コジェネ向けお得料金でガス代がどれくらい違うか・・・・
あれー、概算だけど、エコウィルの方がお得じゃん!
っても、電気代軽減が1~2万円違ったらもう逆転?


(さらに続く)


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暖房・給湯を考える

第24回 暖房・給湯を考える

暖房給湯システムはエコジョーズが良いですよ、と設計事務所に言われたという話は前に書いたが、言われるがまま、というのはしゃくに障るので、自分なりに調べてみた。

住宅雑誌なんかを眺めていると、やたらと「エコ何とか」という名前が目立つが、給湯・暖房関係も、例に漏れず、

エコジョーズ(都市ガス)
エコウィル(都市ガス)
エコキュート(電気)

と揃っている。
何がエコなのかというと、それぞれ、これまでよりエネルギー効率を上げた!化石燃料の消費量を抑えた!ということで「エコ」なのだそうです。

以下、色々と調べた結果をご披露

【エコジョーズとは】

 エコジョーズとは、これまでよりも効率よくお湯を沸かすことの出来るガス給湯器のことです。

具体的に言うと、いままでは、給湯器上部から空気中に放出していた約200℃の排気熱を再利用し、あらかじめ水を温めます。この、少し暖められた水をさらに加熱してお湯にするので、従来タイプに比べて少ないガスで済むというところが省エネになっております。これで、今まで限界だった約80%の熱効率を何と約95%にまで引き上げたとのこと。高効率化により、使うガスの量が、従来型のガス給湯器に比べて約10%ほど少なくて済むようです。

【エコウィルとは】

 エコウィルは、ガスで発電し、その際に発生する熱を、給湯や暖房に有効活用する『ガス・コージェネレーションシステム』です。

総合エネルギー効率がきわめて高いのが特長で、エネルギー利用効率は85.5%(電気エネルギーに変換分22.5%、お湯に変換63%)を達成。
一種の自家発電なので、発電した電気を自宅で使い、その分電気料金が安くなります。ただし自家発電とは言っても停電するとエコウィルのシステムも停止するので、非常用発電としては使用できません。
電気やお湯・暖房を多く使う時間帯に運転するので、夜間電力でお湯を沸かして貯めておいて昼間使うエコキュートや電気温水器と違って、せっかく貯めて置いたお湯が徐々に冷めていくことが少なく、効率的なのだそうです。
ちなみに、家族の生活パターンを記憶して、1日に使うお湯や温水暖房の使用量を予測し、また電気や熱を多く使う時間帯に運転する「学習機能」を搭載しています。
当然のことながら、エコウィル停止時や発電以上の電力を使用した場合は、電力会社からの電気を使うので、電気不足の心配はありません。

マンションへの設置はできないそうです。
配電盤等の工事が必要だからかな?

モデルケースでは家庭の年間電気使用量の約4割をエコウィルで賄うことができるそうです。
ただし、30~40坪程度の1戸建に住む4人家族をモデルとして想定しているため、大家族の大きな家や二人暮らしの小さな家などでは容量が足りなかったり、うまく発電ができなかったりして、あまり効率良く動かないようです。今のところ。
なかなか微妙なもんですな。

で、エコ心をくすぐるのは、北ガスの天然ガスは北海道苫小牧勇払産(函館地区は除く)ですから、自給エネルギーだってところ。

うがった見方をすれば、これからの世界情勢からすると、輸入エネルギーがどうなるかなんて分かったもんじゃないわけで(現に灯油も一昔前から考えると、信じられないくらい値上がりしてるし)、その点からすると、自給エネルギーということは、安定供給される可能性が高いということで、リスク軽減にもなるかもしれない。
実際に、北海道ガスでは2006年5月より原料費調整制度を廃止してるし。

ちなみに、火力発電所で発電した場合、効率よく電気を作れますが(効率44%)電送ロスが約4%あり、家庭に届く電力でいうと、効率は40%となりまが、廃熱の利用はなかなか難しいらしいです。
発電所はだいたい住宅地等から遠く離れているので。

【エコキュートとは】

エコキュートはお得な夜間電力(電気代が昼間よりも約70%も割安になるらしい)を利用して夜間にCO2ヒートポンプを動かし、大気の熱を効率よく取り入れてお湯を沸かして貯めておくシステムです。
ヒートポンプの原理を利用してお湯を沸かすので、投入電力以上の熱エネルギーを生み出すことができます。沸かしたお湯はタンクに貯めておいて使います。
マイコン制御により毎日の使用湯量に応じて、深夜に沸き上げるお湯の量を考えます。また湯切れをしない様に、日中の時間帯でも沸き上げる場合があります。

でもねー、寒冷地では気温自体が低いので、大気の潜熱を利用するヒートポンプは効率が下がります。
基本的に夜間にお湯を沸かして貯めておくシステムなので、暖房に使うには不向きに思えるのですけど、北海道電力などのウェブサイトには、そこら辺のことはばしっとは書いていないんだよなぁ。
が、エコキュートと、「一台で暖房と給湯ができる多機能ヒートポンプシステム」が並べて書いてあるので、どうやらエコキュートは給湯専用という位置づけのようだな。
そもそも、名前がキュート=給湯だし。
ということは、暖房については、別に用意しなきゃならないわけだ。

なるほどねぇ、オール電化っていうのは、給湯はエコキュートとか深夜割引料金を使った夜間電気温水器で、暖房はまた別に電気ボイラーとか電気パネルヒーターとかを使い、料理はIHクッキングヒーターを使う・・・という合わせ技だったのね。
その筋の方には常識なのでしょうが、わたくし、今、眼からウロコが3枚ほど落ちました。いやー、何でも自分で調べてみるもんだ。

この他に、対抗馬として、やはり一番ポピュラーではないかと思われる灯油セントラル給湯・暖房システムがあるわけですな。

(長いので続く)

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